
過日―正確に言えば3週間前―に、歌舞伎カラーの新型電車を撮影しました。この都営浅草線5500形は、沿線に所縁のある歌舞伎をイメージしたデザインとのこと。デビューから1年半経った現在は11編成が営業運転に入っており、なかなかにハイペースで投入されています。
写真は投入後まもない5511編成で、足回りが綺麗なグレーでした。汚れる前の編成を撮れてよかったです。あとはどこかで「新逗子」表示の姿を1枚撮ればもういいかな…って思っています。

歌舞伎カラーと言うと、東急の旧型車両が纏っていたこの塗装のイメージが強いかもしれません。7700系の全廃に先立つ昨年9月、この編成の廃車によって東急線から姿を消しました。養老鉄道へ譲渡された編成の一部は、今後もそのままの外観で走る予定ですが、少なくとも首都圏ではもう見られなくなりました。しかし、東急車が全滅したところで、都営5500形が「歌舞伎」と言われるようになるには、まだ暫くかかりそうな気もします。

5500形の投入により数を減らす5300形ですが、まだ半数以上が残っており乗り入れ先でも頻繁に見かけます。しかし来年以降は勢力が逆転し、2021年度までに全編成が引退します。年度明けには「逗子・葉山」表示の姿を撮っておかなければいけませんね。
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