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ウェールズ旅行

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9月2日から5日にかけてウェールズを旅行してきました。こちらの方には今まで行ったことがありませんでしたので、留学生活の終わりにぜひ足を運んでみたかった次第です。Cardiff→Llandudno→Conwy→Llanberisのルートでウェールズを縦断し、鉄道趣味も交えつつのんびり歩き回りました。ローカル線や閑散とした路線バスを乗り継ぐなどして、実にゆったりとした旅を楽しむことが出来ました。
写真はたくさん撮りましたが、全部載せるわけにもいきませんから、一部だけここに上げてみます。実際に見た時の感動をカメラでは再現できないのが惜しい。


【1日目 Cardiff】

Cardiffはロンドンから電車で2時間ほどの距離にあり、本数も毎時2本程度とアクセスしやすい都市。ここはまた来るチャンスがあるだろうと考え、宿から近い超有名どころを押さえるだけに留めておきました。

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Cardiff城。本丸だけ見るとちっぽけに見えますが、実際はなかなかに広い敷地で、城門・城壁・邸宅など見るべき場所は幾つもあり、見学を終えて出てきたときにはかなり時間が経っていました。第二次世界大戦では、他の大都市の城と同じく接収されたとのことで、当時のポスターや防空壕として使用された頃の展示物がありました。

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城に隣接する公園には、ストーンサークルがありました。ストーンサークルと言うと、Salisbury近郊の大規模なものが頭に思い浮かびますが、これはご覧の通り小さなものでした。おや?リスが写りこんでいますね。

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バスに乗ってLlandaff大聖堂へ。空襲により破壊された部分は1950年代に再建されたので、歴史の長さに反して内部はかなり近代的。正直、わざわざ足を運ぶほどではないというのが率直な感想です。

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ウェールズ議会。ウェールズに議会が設置されたのは、1998年にウェールズ政府法が制定された時のことで、地方分権から20年余りが経ちました。建物自体はそれより100年余り前に建てられ、当初は港湾会社のオフィスでした。現在はウェールズ議会の歴史を紹介する小さな博物館となっています。

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Cardiffで泊まったのは、イギリスではお馴染みのB&B (Bed and Breakfast)でした。夏休み明けでシーズンオフということもあり、私以外にはロシア人の老夫婦が1組泊まっているだけで、大変快適に過ごせました。


【2日目 Llandudno】

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日本でもそうですが、都心⇔地方都市のアクセスは比較的良好なものの、地方都市間の移動は距離の割に時間がかかることが多いです。CardiffからLlandudnoまでは約300キロ、3本の列車を乗り継いで4時間半かかりました。2日目と3日目はLlandudnoに泊まりました。ここはウェールズ北部のリゾート地。海と山が一遍に楽しめるということで、19世紀後半から観光客に人気の場所となりました。もっとも、町行く観光客に話を聞いたところ、ほとんどがイギリス人で外国人はほとんどいませんでした。

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Great Orme岬へ通じる路面電車。1902年の開業当時からずっと同じ車両が使われており、20%もの急勾配を20分間隔で行き来しています。この写真が今回の旅行のベストショットかな~。

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Great Orme岬は標高約200メートルの山。この日は風がものすごく強くて歩くのに難儀しました。なお、ウェールズは羊で有名な土地…人間より数が多いのではないかと思うほどたくさんの羊を見ました。


【3日目 Conwy】

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ConwyはLlandudnoからバスで20分弱。この地域の行政の中心地でもありますが、Llandudnoより更に規模は小さく感じられました。ロンドンからのアクセスは悪いにもかかわらず、意外に日本人観光客が多い町です。

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この町の最大の名所は、世界遺産に登録されているコンウィ城。1280年代に建造された古い城で、映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われています。近年、姫路城と「姉妹城」提携がなされたと話題になりました。

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思ったよりも大きな城で、しかも上下の移動もかなりあり、相当に広く感じました。塔がいくつも残っており、それぞれてっぺんまで螺旋階段で上がることが出来ます。ただし、塔内は照明が一切無く、塔の上にも簡単な手すりがあるだけでしたので、強風の日に上がるとかなりの恐怖を感じます。眼鏡が危うく飛ばされるところでした(笑)

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Yorkほどではありませんが、城壁を歩くことが出来ます。Yorkに比べると原型に近そうな雰囲気でした。入口の階段がなかなか見つけられず、ちょっと迷いました…もう少し町内に案内板を増やしてほしい。

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これは「イギリスで一番小さい家」らしい。2階建てで総面積約5坪。1階は玄関、2階はベッドを置くのがやっとという狭さで、漁師が住んでいたそうな。ま、日本だったらこれよりも小さな家がありそうなものですが(笑)


【4日目 Llanberis】

最終日はローカル線と路線バスを再び乗り継いでLlanberisへ。この小さな村を走る、2つの観光鉄道に乗りに行きました。なお、この村があるGwynedd地方は、ウェールズ語の話者が特に多い地域で(人口の3分の2以上)、地元の人たちの会話は何一つ聞き取れませんでした。もっとも、私に対しては綺麗な英語で話すので、特に問題は生じませんでした。

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まずはLlanberis Lake Railway。歩くのと大差ない速度で、湖畔沿いにゆっくりと走るナローゲージ鉄道。1971年に開業した新しい路線ですが、蒸気機関車はかなり古いものを使っており、写真のものは1922年製だそうな。

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続いては有名なSnowdon Mountain Railwayに乗車。1896年に開業した登山鉄道で、ディーゼル機関車又は開業当時からの蒸気機関車が客車を押し上げるのですが、今回は時間の都合でディーゼルの方を選びました。最高速度は時速8キロで、7.5キロ余りを1時間かけて上り下り。

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晴れたらさぞ綺麗な景色が広がるのだろうと思いますが、残念ながら山頂は思いっきり深い霧の中。3メートル先の看板が読めないほどの濃霧でしたので、30分の停車時間のうち半分ほどしか外に出られませんでした。まあ山の上というのはどこもそんなものですよね。

帰りはLlanberisからBangorまで1時間ほど貸切状態の路線バスに乗り、Creweで乗り換えてロンドンに帰りました。Creweでは予定より1本早い電車に間に合ったので、予定より1時間ほど早く帰宅。ちなみに、私の乗るはずだった列車は最終的に70分遅れて午前1時前にEustonに着きましたので、本当に危機一髪のところでした。


ウェールズは、スコットランドとはまた違った文化圏で、町中の看板や道路標識など至る所でウェールズ語が使われており、イギリスながらあたかも違う国に来たかのようでした。もっとも、ウェールズの人はきちんと英語を喋りますし、私の顔を見てウェールズ語を解すると期待する人など誰もいるはずがありません。コミュニケーションをとるのに困ることは全くありませんでした。
ウェールズの旅行は、車が無いと移動が制限されますが、公共交通機関を駆使しても意外に楽しむことが出来ます。昔と違って、今はGoogleマップで路線バスの時刻表まで全て出てきますから、本当に楽になりました。留学生活の終盤、本当に良い思い出が出来ました。


ところで、Cardiffを中心にしてウェールズを走るナショナルレールも撮ってきましたので、その写真は次回載せたいと思います。
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