FC2ブログ

カンタベリーでの撮り鉄 旧型客車から高速列車まで

s-IMG_9045.jpg
架線が張られていないから、パッと見ると非電化区間かと思ってしまう。

カンタベリーには、Canterbury EastとCanterbury Westの2駅があり、所属路線が違います。共通なのは、いずれもLondon Victoria発着の列車が設定されており、第三軌条の直流750V区間であり、Southeastern社の電車が来るということです。そして、City Centreに近いのは東駅ですが、ロンドンからの所要時間は西駅の方が圧倒的に短いです。
先週の小旅行ではせっかくなので両方の駅を使い、少しだけ列車にカメラも向けました(笑)


往きはVictoriaからクラス465にちょうど100分乗車して東駅へ。先日書いた(書き足した)通り、イギリスでは「普通」や「快速」といった種別の概念がありませんが、私が乗ったのは停車・通過駅の割合から見て快速相当でした。この国の中距離列車のほとんどは、ロンドン近郊では多くの駅を通過し、末端区間に近づくと停車駅が増えます。

s-P3470670.jpg
東駅に着いて少し撮影開始。まずはクラス375の4+3連。新しい車両かと思いきや、1999年登場と意外にベテランで、最近更新工事を受けたそうな。ボンバルディアが製造するエレクトロスターシリーズの1つで、この前面デザインは姉妹形式を含めてロンドン近郊路線では至る所で見ることが出来ます。日本で言えばE231系的な存在でしょうか。

s-P3470678.jpg
次に来たのは、クラス466+465の6両編成。両形式の違いは実質的に編成両数だけ。この2形式は足が遅くて、最高速度120km/hしか出せません。先のクラス375が2000年代の顔なら、こちらは1990年代前半の顔で、国鉄最末期に投入された車両群の1つです。15年前にCambridgeに住んでいた時は、この姉妹形式であるクラス365によく乗っていましたので、私が一番慣れ親しんだモデルです。前面デザインもインバーターも更新されていないのが嬉しいです。

s-P3470696.jpg
で、発車案内を見たら"CHARTER TRAIN"と書いてあったので、何か変わった車両が来ると思って待っていたら、Belmond British Pullmanという旧型客車を使用した豪華列車が現れました。先頭と最後尾の67形ディーゼル機関車は2000年製の新しい車両ですが、中間は1920-30年代に製造された古い客車を大規模改修したものです。かつてお召列車にも使われていた客車もあるそうです。中からはお金持ちのお年寄りが何人も降りてきました(笑)
この会社はVictoria発着のツアーを中心に販売しているようです。ちなみに安いものだと日帰りで1人300ポンドくらいから乗れるらしいので、JRの豪華列車よりは若干割安かな?いや十分高いか。


カンタベリー観光後は、市中心部から15分ほど歩いて西駅へ。東駅だと城壁を歩いて城址や市中心部にすぐ行けますが、西駅だとチェスのルークのような門があるなど、これもこれで楽しいものでした。

s-IMG_9047.jpg
西駅からはロンドンに行く列車が日中毎時3本ありますが、それぞれ経路と所要時間が大きく異なります。西駅からVictoria行はほとんど各駅停車なので所要2時間余り、Charing Cross行も大して変わらず2時間弱。St Pancras行は高速列車なので58分ですが、運賃が異なるので注意が必要(乗車後に差額を払うことは出来ず、即不正乗車になります)。個人的には、西駅なら高速列車を使わない手はないと思います。普通列車で2時間もかけるならバスに乗ったほうがずっと良い。

s-P3470768.jpg
西駅で発車を待つVictoria行のクラス377。直流用電車ですが、交流区間乗り入れ用にパンタグラフの準備工事が施されています。最近のイギリスの車両は、形式名の付け方が非常に分かりにくく、何をもって別々の番号にしているのかよく分からない。一応電機品と編成出力が違うらしいですが、イギリス人の鉄道ファンもあまり理解できていないとのこと。

ここでカンタベリーとはお別れ。日立製の高速車両クラス395に乗車してロンドンへ。デッキ無の固定クロスシートで、特急用にしては簡素な造りですが、乗った時の感覚(音や振動)は日本の新幹線とあまり変わりませんでした。往復切符(レールカード割引適用)で5ポンド弱余分に出した価値はあったと思います。ただ、Ashford Int'lまでの在来線区間は100km/hというノロノロ運転で意外に思いました。専用線路に入った後は225km/hまで速度を上げましたけどね。

s-P3470785.jpg
St Pancras Int'lで1枚撮影。イギリスの駅は大体照明不足なのですが、この駅は非常に新しいこともあってまだ夜の撮影に耐えうると思います。去年や先月は別の日立製新型車両(クラス800)がトラブルを起こしたとニュースになっていましたが、こちらのクラス395は非常に評判が良いようです。快適だし、遅延が少ないですからね。


今回はこれでおしまい。旧型客車から最先端の高速鉄道まで、一通り揃った一日でした。鉄道写真撮影が物理的に難しいこの国で、旅行ついでにカメラを構えた割には、意外とこっちも収穫があったなぁと思います。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

いいね!

とうとうやりましたね!! 素晴らしい!!
色々と種類もあるようで楽しめたようですね!
私も過去2~3回"Belmond British Pullman"には乗りましたよ!テレビの旅番組でね(笑)
これ撮れたのは大収穫でしたね! 相変わらず羨ましい!

Re: いいね!

新さん

新さんもテレビを通じて乗られていたのですね(笑)
毎日とは言わないまでも頻繁に運転されているようですが、毎回ルートや時刻が違うので、案外狙うのは難しいです。なかなか運がよかったです。
ま、本音を言うと都市圏の通勤電車の方が魅力的ですけどね(笑)
プロフィール

KHKQ

Author:KHKQ
横浜→東京→多摩→倫敦
京急を中心に広く薄く撮影
鉄道趣味はお休み中…なのだが?

カテゴリ
JR (5)
検索フォーム
カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
アクセス数カウンター