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カンタベリーへ

今週はReading Weekでした。Reading Weekは学期の真ん中にある1週間の休みで、学生の多くは遠方への旅行を楽しみ、海外にまで足を伸ばす人も少なくありません。とはいえ、その名の通り本来は勉強する期間とされています。私もスコットランドの方に行きたいのは山々でしたが、普段から必須の文献を読むのにヒイヒイ言っているので、そんな余裕は全くなし。でもずっと建物の中に引きこもっているのは癪だったので、晴れの日を見つけて日帰り小旅行を楽しんできました。
今回はCanterburyへ。ロンドンから90kmほどの距離にあり、日本人にも人気の観光地です。なおこのブログは、これから当地を訪れることを検討している観光客を念頭に置いたブログではありませんので、いつものようにいい加減な写真と駄文をこれでもかとばかりに並べます。あしからず。



往きはまずVictoria駅からDover Priory行の列車へ。先日チラッと書いたように、イギリスでは厳密な列車種別の概念が無いのですが、まあ車両的にも運行形態的にも快速列車みたいなものです。ラッシュとは反対方向なので、空いた電車に揺られること1時間40分、Canterbury East駅に着きました。

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東駅すぐそばの城址。このお城は今から900年前ほど前に建てられたものです。しかし中へ入ろうと思ったら、残念なことに崩落のため立入禁止。「諸般の事情」(つまり金欠)で修復工事は一向に進んでいないようです。

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City Centreを目指して城壁を歩きます。イギリスには城壁を遊歩道にしている例が結構多いような気がします。Yorkなんて特に有名ですね。16年ぶりに行ってみたいけど、その機会があるかしら。日帰りは厳しいからなあ。

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City Centreはこんな感じ。Cambridgeより中心部は大きいように思えます。ただ、中心部を外れると昼間でも一気に人がいなくなる印象でした。あと、そこまで海に近いわけでもないのに、カモメの鳴き声をよく聞きました。

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さて、まずは世界遺産の1つであるSt Augustine's Abbeyへ。歴史やら何やらは他のサイトをご覧いただくとしましょう。この日はあいにく中に入れてくれませんでしたので、フェンス越しに眺めるだけで満足しました。これだけのために7ポンド払う価値があるのかどうかは知りませぬ。資料館が併設されているのかもしれないけど。

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次に行ったのはSt Martin's Churchです。墓地の中に立つこの教会も世界遺産で、建造から1400年以上が経っており「英語圏で最も古い教会」です。この墓地の中に有名人のお墓もあるらしいけど、私にはよく分かりませんでした。

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曜日によっては中を公開しており、入館料もかかりません(幾ばくか寄付することが望ましいですね)。規模は結構小さい方だと思いますが、色々な言語のパンフレットが置かれており、日本語版もありました。

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後年増改築を重ねたものの、創建当時の壁が一区画残っています。清掃中の立て看板はご愛敬。それにしても、世界遺産ながら全然観光客がいないのには驚きました。徒歩圏内とはいえ少し中心部から離れているから?

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City Centreに戻って、いよいよお待ちかねの大聖堂へ。英国国教会総本山、900年前に建てられたイギリスを代表する大聖堂の一つで、Canterburyに3つある世界遺産のクライマックス。門を入ると、大きな足場と囲いとドリルの音が観光客の皆様をお出迎え。上を眺めていると、ダンプカーにクラクションを鳴らされる始末。あらら…初っ端から興醒めなことで。

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中は非常に高い天井と細かい彫刻やステンドグラスがいっぱいで、非常に興味深いところです。9月に行ったElyの大聖堂も立派ですが、Canterburyの方が大本山だけあって華やかな印象です。え、奥に見えるのは何かって?鉄骨ですよ鉄骨。足場!

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大聖堂内部も大規模な改修工事が行なわれており、天井の様子を見ることが出来ないのは残念でした。で、埋め合わせなのか何なのか知りませんが、所々に現代アートのオブジェを置いてありました。脈絡なく置かれているので変な感じです。

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ほら、ボウリングのピンみたいなのも。イギリスにいると時々こういうのを見かけるけど、何なのかね、唐突感がすごい。ちょっとシュールです…シュルレアリスムがテーマっていうわけでもないようだし(笑)

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クリプト(地下聖堂)も見ましたが、撮影禁止だったので写真は無し。日本でも納骨堂の写真は撮りませんから、まあ当然ですね。観光客がほとんどいない回廊にも足を運んでみました。気を付けないと迷子になりそう。

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こういういかにもイギリスの大聖堂という感じの回廊は好きです。ハリー・ポッターの映画にも使われていそうですね。あー昔はハリー・ポッターのロケ地と聞いただけで心が躍ったのにな…15年も経って感動も枯れ果てたか。

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裏の出口から抜けて最後に大聖堂の全体像を。逆光だけど、こっち側からだと工事現場が目立たなくて良いですね。この手の裏口は、どこまでが教会の敷地でどこからが住宅街なのか、いやそれとも住宅地そのものが実は教会から借りているのか、全然よく分かりません。そして日没間近で暗くひっそりとしていますが、この雰囲気は個人的にとても好きです。ただし、身の回りには常に注意を払わなければいけません…誰が歩いているか分かりませんからね。

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こんな感じで市内観光は終了。この時期は日没が16時過ぎですので、長居は出来ません。夏だったら川下りをするのも楽しそうですが、残念ながら先月末で今年の営業は終了してしまったそうな。帰りはCanterbury West駅から高速列車に乗ってロンドンへ。St Pancras Internationalまで58分という快適な旅を楽しみました。



今回は、城址の崩落や大聖堂の工事で少々当てが外れた感じは否めませんでしたけれども、全体的に楽しい小旅行でした。観光地を巡るだけでなく、City Centreや近隣の住宅街をぶらぶら歩くのも楽しいものです。特に住宅街については、地域ごとに建物の特徴が異なることもあって、意外に退屈しません。1学期後半戦に向けてリフレッシュ出来たと思います。

ちなみに、今回の小旅行では例によって数枚鉄道写真を撮りましたので、近いうちにまたアップします(笑)
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コメントの投稿

いいな~!

素晴らしい光景ですね!! 城壁の遊歩道もいいですね! ヨーロッパの他の国・都市にも似たようなのは
結構ありますね 私もドイツでこんな立派な石造りではありませんでしたが散策しました!
教会の裏側、川沿いの風景にはそそられます、季節も紅葉で情景を盛り上げているからかな!!

Re: いいな~!

新さん

紅葉もほとんど終わり、冬がいよいよやってきた感がありますけれども、カンタベリーは南部で比較的暖かいからかまだ少し残っていました。ドイツとはまた違った雰囲気かと思います。ロンドンから近いのも嬉しいところです。
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KHKQ

Author:KHKQ
横浜→東京→多摩→倫敦
京急を中心に広く薄く撮影
鉄道趣味はお休み中…なのだが?

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