FC2ブログ

出席ってそんなに大事?

毎日休まずに授業へ出席し、予習復習を欠かさずしっかり勉強して試験に臨む…そんなマジメな学生生活というのは、たいてい高校卒業の際に終わりを告げるものです。大学生というのは、基本的にアルバイトやらサークル活動やら布団の中での暇つぶしで忙しく、授業に全て出席する余裕は無いというのがフツーであります。
学部生時代の私もご多分に洩れず、授業には行ったり行かなかったりでした。必修の語学は平常点評価だったので皆勤でしたが、一般教養や専門科目の中には試験だけしか出なかったもの少なくありませんでした。法学部というのはどこの大学でも基本的に試験一発で成績が決まりますから、私の周りにも初回と最終回だけ出て試験を受けるという人が多くいました。

しかし、中には「親に授業料を出してもらっているのだから、授業をサボるなんてあり得ない」と言う誠に殊勝な方(主に女子学生)がいらっしゃいます。彼女たちの理論によると、例えば授業料が年間100万円なら、4年間で400万円。これを124単位で割ると、1科目(半期15回、2単位)当たり約65000円で、1回授業をサボると4500円を捨てている計算になるそうな。一日サボれば2コマか3コマ休むことになりますから、それだけで10000円かそれ以上を無駄にしていることになるそうです。
この計算式を私の大学4年間に当てはめた場合、答えとしては実に情けない数値が導き出され、逆に学費の何割を回収できたのかという話になりかねないのですが、果たしてその計算式には一体何の意味があるのでしょうか。そもそも私は「休めば休むほど一回当たりの出席の価値が上がる」と思っており、ある科目で15回中12回休んだとすると、54000円捨てたと思うのではなく、1回あたりの出席の価値が4500円から22000円に上がると考えるのです。先の女子学生からは相当非難されそうな気もしますが、私に言わせれば彼女たちの発想力が極めてお粗末だとしか思えないのであります。

出席点の重要性は学部によってまちまちですが、先述の通り法学部はどこの大学でも試験一発で成績が評価されますから、出席を取らない授業が大半です。憲法をはじめとする基礎的なものでは、1クラス当たり100人以上の講義も珍しくなく、そのような授業で一々出席を取るのは時間と労力の無駄。授業さえ出ていれば学力が付くというのもあまり正しくなくて、自分で教科書や専門書を読んだ方が、受け身の授業に出るよりもよっぽど有益なことが多いのです。
毎回律義に講義に出て、前の方の席で一生懸命ノートを取る学生を毎年見かけますが、ああいう人は大体成績が伸び悩みます。なぜなら、教科書に書かれていることや先生の話す内容を覚えるだけでは不十分で、試験では論理的思考力が問われるからであります。また、そういう学生は往々にしてセンスがズレるというのも大きな理由で、薄い紙一枚分思考センスがズレるだけでも致命傷となります。これは法学部の場合特に顕著ですが、他の分野でも同じことが言えるでしょう。

もっとも、平常点が評価の大半を占めている分野の場合、サボるという選択は使えないでしょう。大学院での演習のように、少人数で頻繁に発表しなければならない場合も、同様にサボることは出来ません。諦めて毎回授業に行くしかありませんね。

私は授業に出るなというつもりはなく、全部の講義に出席するのも大変結構なことだとは思いますが、所詮結果が全てということを忘れてはなりません。公務員試験にせよ司法試験にせよ、結果が出せなければ評価されないのです。一派企業に就職した場合でも同じで、現実社会では他人が貴方を評価する際に日々の頑張りまで一々見ません。授業に出て来なくても点数は良い学生を非難するのは全く失当であり、自分より授業に出てない奴の方が成績が上だとか、良い所に就職が決まったと僻むのもお門違いで、自らの能力不足から目を逸らしているだけに過ぎません。法学部系統でなくても、毎回授業に出て勉強している気だけになっているような人は、十分に気を付けた方が良いと思うのです。

なお、当然のことではありますが、あまりに遊びすぎて留年するような人は論外です…念のため。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

KHKQ

Author:KHKQ
横浜→東京→多摩→倫敦
京急を中心に広く薄く撮影
鉄道趣味はお休み中

カテゴリ
JR (5)
検索フォーム
カレンダー
08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
最新記事
最新コメント
アクセス数カウンター