【京急】番号再利用の歴史

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数日前、川崎車両の工場で製造中の京急新1000形が目撃され、その番号が「1501」であることが話題になりました。一昨年に運行を開始した1890番台「Le Ciel」と同様にハイフン付きのナンバープレートとなっており、その番号は「1501-1, 1501-2...」となる見込みです。


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京急では現在も1500形が運用に就いていることから、混乱を招くのではないかという声が一部の若い鉄道ファンから上がっているようです。特に、1500形の1501編成は今年3月まで現役でしたので、それから1年足らずで新1000形1501編成が登場するというのはいかがなものか…という趣旨のようです。
このような付番方法になった詳細は割愛しますが、相互直通運転先の会社の車両と番号が重複しないように制限があることから、限られた番号の空きを活用しようと苦心した痕跡が見られます。


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もっとも、京急が番号を再利用するというのは今に始まったことではありませんので、特に騒ぎ立てる意味はありません。2002年に新1000形が登場してから、旧1000形が引退する2010年までの間は、2つの「1000形」の共演が日常的に見られました。旧1000形は最後の1本が救援車の牽引用に2010年度末まで残っていたので、都合9年間は共存していたわけです。


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もちろん、全く同じ番号の車両が同時に在籍していたことはなく、旧1000形の廃車によって空いた番号を新1000形で埋めておりました。物によっては、消滅から再利用まで15年以上空けていたこともあり、実際には特に大きな混乱はなかったように思います。
なお、一番再利用までの期間が短かったのは1305及び1306で、2010年6月30日の旧1000形廃車→2011年4月15日の新1000形新造と、9カ月半での復活を果たしています。


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共存ではないにしても、かなり短期間で番号が再利用された事例は他にも複数あり、最近だと1600番台が該当します。1500形1600番台最後の1本が1500番台に改番されたのが2016年8月15日で、新1000形1600番台のお目見えは同年11月7日と、3カ月弱で再利用されています。これを見越して、1500形1600番台は2013年から順次車両番号の変更が実施されていました。


以上は平成以降の話ですが、カルダン駆動方式の電車全体に対象を広げると、番号の再利用は更に3例ありました。
  • 600形は1986年に全廃され、8年後の1994年に現600形が登場。
  • 700形は1966年に600形へ改番され、その1年後に4扉の700形が登場。
  • 800形は1965年に旧1000形へ編入され、1978年には4扉の800形が登場。
600形に至っては、これらとは全く別に吊り掛け駆動の車両もいましたから、更にややこしいことになっていました。


このように、番号の再利用というのは京急では何度も見られましたから、今更1501編成が「復活」したところで別に異例でも何でもないのです。そして、1000番台が枯渇している現状は今後も当分続きますから、再利用は今回が終わりではないでしょう。1500形の廃車が進めば1700番台や1900番台も空きますから、この辺の番号もすぐに埋まる日が来るかもしれません。

ちなみに、特定の車両番号が復活するのに要した期間は、先述の通り最短で1305と1306の9カ月半でした。今回の1501はその記録を更新することになるのか、ちょっと注目ですね。
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テーマ : 鉄道
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僕にとって懐かしの光景

 僕の地元は、逗子葉山で、かつての京急車両が琴電で活躍し、しかも京急時代の復刻カラーが使用されているのを見て、大変懐かしく思いました。
僕は、今までに数多く転職し、通勤では、横須賀線よりも京急の方を長く利用いております。

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