【京急】真っ白でパッチワーク…まさに「異色」の新1000形
京急新1000形1201編成がJ-TRECを出場し、久里浜工場まで試運転を実施しました。側面は真っ白な下地のままで、塗装が完了する前に走るという異例の展開となりました。実際にはドア・車外スピーカー・プレート類はもう赤く塗られているので、パッチワークと言って良いかと思います。運転席の横には京急のマスコットキャラクター「けいきゅん」のぬいぐるみが置かれていました(笑)
新聞報道等によれば、今回の真っ白な試運転は「塗装工程の都合」のためということですが、川崎重工で製造中の6両編成は既に塗装済であることが確認されていますから、なぜ8両編成(J-TREC製造分)は白いまま出したのか気になる所です。この編成は2月から営業運転に入る予定で、それまでの間に赤く塗るのでしょう。もしかしたら京急創立120周年で何か装飾が付くのではないかと期待しています。
テレビ神奈川が報じたところによれば、今年度中に投入される8両編成2本も白いまま出場する予定とのことです。ただし、来年度以降の新車については、期待しない方が良いかもしれません。
さて、1201編成は真っ白な側面に気を取られがちですが、よく見ると前面の「1000」という文字のデザインがそれまでの編成と大きく変わり、初期に製造されたアルミ車体のグループに近いものとなりました。1185編成までのステンレス車両をベースにしているとはいえ、だいぶ趣が変わりそうですね。
【京急】リバイバルの普段着
たまに綺麗な青空が広がっていても、下手すれば1時間後にはドン曇り…という日々が続いておりますが、今日は珍しく一日中ピーカン晴れていましたので、以前から撮りたかった823編成を狙いに行きました。800形登場時の塗装を纏うこの編成は、側面の太い白帯がよく目立ちます。実は背後に富士山が見えていたのですが、あまりはっきり出ていたわけではないので、写真では分かりませんね。
823編成の写真は、夏に1枚撮ってあったのですが、やはり昼間にもきちんと撮影しておきたいと思っていました。ここ最近は晴れと運用の巡り合わせが悪く、なかなか走行写真を撮るチャンスが掴めませんでした。以前も書いた通り、この編成はやたら色々ラッピングを付けられる傾向があり、何も付けていない期間は案外短い。旧塗装化から1年余りが経ち、さすがにもうゴチャゴチャ装飾を付けることは無いと思いますけどね、後になって焦らないようにコツコツ撮り貯めておきたいと思います。
ところで、もう1本のリバイバルカラーである2011編成ですが、こちらも年明けには品川寄りの車番と2018年にちなんで何かしら装飾が付きそうな気がします。そして、2000形は年度内の全廃が事実上ほぼ確定しましたので、引退記念のヘッドマーク等が掲出される可能性も高そう。ということは、こちらの普段着の姿も案外撮れるチャンスは少ないと言えるかもしれません。
【京急】川崎行きの快特
京急の朝の上り列車は、休日でも混んでいます。上大岡以南から主に横浜へ向かう人がどっと押し寄せ、快特は平日の朝ラッシュ並みに混雑。ドア数が少なく立つスペースも少ない2100形所定のA快特は、乗るのも降りるのも時間がかかり、朝っぱらから混雑遅延が慢性化していました。
そういった苦情・要望がたくさん寄せられたからでしょうか、昨年のダイヤ改正では、土休日朝の上りA快特4本に、金沢文庫から京急川崎まで4両編成が増結されることになりました。
休日は大半の客が横浜で降り、都心方面へ向かう人はそこまで多くないですから、この試みは一応成功したと言えるかと思います。金沢文庫以北に関しては輸送力が単純計算で約1.5倍になり、混雑は緩和されたのでありました。これで慢性的な遅延が改善され、前8両の終点泉岳寺に到着するのが遅れて、接続するはずの浅草線の電車が先に行ってしまう…ということも減ったことでしょう。
快特京急川崎行きというのは随分新鮮な組み合わせに思えますが、私の記憶では2010年頃まで羽田空港発快特京急川崎行きというのも走っておりました(43Aという運番は有名ですね)。それ以降はダイヤ乱れ時等の異常時に見られる珍しい組み合わせでした。そして、昨年から定期運用に再登場して今日に至っています。ただ、土休日に4本だけしかないというのは何となく試行錯誤の感があり、将来テコ入れが図られるかもしれません。都営線直通の快特にも繋げるようになるか、京急川崎ではなく品川まで12両で出すようになるか…やめちゃうことはないと信じていますけど(笑)
これだけのためにわざわざカメラを持って出かけるのは面倒なので、見かけることはあっても今まで全然カメラを向けていませんでした。しかし、いつか無くなる日に「一枚くらい撮っておけば良かった」と後悔したくないので、川崎へ用事があったついでに2枚ほど撮影してみた次第です(いつものパターン)。
【京急】話題の更新車
大規模な更新工事を受けた新1000形1001編成を、営業運転復帰4日目に金沢八景で撮影しました。車体のみならず走行機器も昨年度から投入された新車に準じて取り替えられており、しばらくは京急線内に限定して運用されることでしょう。まだ車体等がピカピカなうちに撮っておきたかったので、とりあえず1枚無事に確保できてホッとしました。足回りが少し汚いのは元からなので仕方がないですね。
未更新時代と比較すると、更新車であることを示すシールの他に、前面の灯火類や側面の窓及び行先表示機など色々違いがあるとはいえ、全体的な雰囲気はさほど変化していませんでした。大きく化けたのは中身の方で、新車と同等の内装になりましたが、コンセントが付かなかったのは少し残念でした。
私は1001編成とは相性があまり良くなかったので、未更新時代の写真がほとんどありませんでした。新1000形の更新は来年以降も続きますから、未更新車の記録はきちんとしておきたいところですね。
おまけは1177編成で、こっちも妙に相性が悪くて未だに撮っていなかった1本。1185編成ばかり撮っていてこっちは未撮影でしたが、やっと今日カメラに収めることが出来ました。
【京急】800形リバイバル やっと普段着
主要駅へホームドアが設置される2020年度までの全廃が実質的に明らかとなった800形。引退が近いことを多分意識してリバイバル塗装になった823編成ですが、何故か妙な装飾が頻繁に付けられるのもこの編成。先月末まではパスモ10周年のシールが貼られており、やっと剥がされたと思ったら天候や私の都合が合わずになかなか撮れず…やっと今日普段着の姿を撮ることが出来ました。
リバイバル記念のシールは、デビュー当時のヘッドマークを模したもので、これは良かったのですが…
バレンタイン恒例となりつつある「らぶ とれいん」では前年より品の悪さが数段アップしてお目見えし…
4月末~6月末にはPASMO10周年を記念するシールが前面に貼られる有様。別に他の形式あるいは編成でも全く差支えないだろうに、何故よりによってこの編成に付けるのか…正直意味不明でした。
800形のリバイバル塗装は、現行塗装と違って太い白帯が目立ちます。この側面だけでも十分にインパクトがあるので、別にこれ以上ゴチャゴチャしたものを付けなくても良いのではないか…そう思うのは恐らく私だけではありますまい。一応上に挙げた3つの装飾の合間には普段着で走る機会もあったのですが、少なくとも現時点ではシールの付いている期間の方が付いていない期間より僅かながら長く、なかなかすっぴんで走らないイメージなのも無理なからぬ話です。
ちなみに、800形の引退については、先日発売された鉄道ピクトリアル増刊号(京急特集号)の前半部分で、ホームドアを主要5駅に導入するにあたって800形を廃止する旨が書かれています。昨年末には2020年度までにホームドアを導入することが公式に発表されていますので、この2つを合わせれば2020年度までに800形は引退すると読めます。明確にいつまでと出たのはこれが初めてでしょうか?