【JR東日本】マイナーな黄色い電車

今日は一日中雲一つない青空だったというのに、こういう時に限って何も撮りに行けませんでしたので、この間撮影した総武緩行線の写真を3枚ほど。中央・総武線各駅停車では、209系500番台とE231系の2系列が走っており、後者は更に0番台と500番台に分かれます(試作車900番台は離脱)。「山手線へのE235系投入→同線のE231系500番台を中央・総武緩行線へ転用→209系及びE231系0番台の改造ないし廃車」という玉突き転配が少しずつ進行中です(但し旧型車両は数本程度残る見込み)。

ということで、元々数が比較的少ない209系500番台を撮っておこうと、千葉県まで足を伸ばしたのですが、幕張本郷の駅先は構図が好みでは無い上にやたら被ったので、場所を変えて千葉駅で降りることに。この路線は距離が長いわりに撮影地が限られるのが難点です(天気を気にしなければ別)。


209系500番台は、今や数少なくなった昔ながらの音を出す209系で、京浜東北線での全盛期やE217系の更新前を思い出します。ところで、この路線の209系ってパンタグラフの形が2種類あるんですね。毎日のように見ているのに、シングルアームの編成がいるとは気づきませんでした。


こちらは従来の菱形パンタグラフを搭載している、個人的に見慣れたスタイルの209系。この路線に209系が投入された時は、全面黄色一色の103系や201系ばかりの中で一際輝いていたように記憶していますが、気づけば今や製造から20年近くが経過。いやはや、本当に早いものですね。


E231系0番台は、209系500番台と一見瓜二つでも、前面が白ではなく銀色なのですぐに見分けがつきます。他にも、6ドア車の有無に加えて、窓ガラスの色や走行音が全然違うことから識別は容易。個人的には、走行音は209系の方が好きですが、外観はこちらの方が色が統一されていて良いと思います。

もう少し撮ってみたかったのですが、あとはE231系0番台ばかりで500番台が来る気配はなかった上に、建物の影がせり出して来たので撤収。一番撮りたかった209系は撮れたものの、正直わざわざ千葉まで来る価値があったかと言うと…少々高くついたなぁというのが率直なところです(苦笑)
E231系0番台は、製造年次によって中間車の連結器計上が違うらしいとはいえ、写真では見分けが付かないからもういいや。900番台は一度撮ってみたかった気がしないでもないですけど、今や仮死状態だから仕方なし。あとは500番台ですが…まぁ当分走りそうなので気長にチャンスを待ちますかね(笑)

【JR貨物】一旦消滅後、じわりと復活


国鉄民営化から30年以上が経ち、旅客会社でもJR貨物でも国鉄形車両は減る一方。まだ残っている車両であっても、昔ながらのカラーリングを目にする機会は減っています。
ところが、最近はJR貨物に所属する国鉄形機関車の塗装変更が話題に上っています。去年春はEF65 2139が、先月にはEF65 2065がそれぞれ国鉄色に復元されました。


EF65形は国鉄を代表する直流電気機関車で、今なお首都圏を中心に貨物列車の主力として活躍していますが、旅客会社にもまだそれなりの数が残っています。しかし、JR東日本・西日本に在籍するものはいずれも定期運用がなく、工事列車等で不定期に走るのみ。ちょっと狙いにくい存在です。


そういう意味では、関東から四国まで広範囲の定期運用を持つJR貨物所属車の方が、まだ狙いやすいかもしれません。貨物の車両は大半が塗り替えられていますが、国鉄色の車両が先月で2両に増えましたから、運用の流れと撮影者のスケジュール(と天気)さえ合えば、狙うことは比較的容易です。

JR貨物に在籍する国鉄色の機関車は、元々は更新工事を施した車両と分けるために、敢えて塗装を変えなかったグループでした。未更新であるためか、昨年までに一足早く全車が運用から離脱し、一旦過去のものとなりました。現在走っている2065・2139号機は、いずれも更新工事を受けたグループです。多分、未更新車が全廃されたので、塗装を原色に戻しても混乱はないからというのが理由でしょう。
このようなリバイバルカラーは、たいていは引退が迫ってきた頃に施されるものですから、EF65もぼちぼちその時期が来たということなのでしょう。まあ機関車というのは大変高価で、JR貨物には他にもまだまだ新車に置き換えなければならない形式が幾つもありますから、完全引退はまだ先かなと思いますが。


ちなみに、巷の噂ではEF64 1028も国鉄色になったとか。EF64形の国鉄色も、JR東日本では不定期ながらそれなりの頻度で走っているのですが、JR貨物では今年の春に全滅しました。もしこの噂が本当なら一枚くらい撮ってみたいですが、まだ写真が上がっていないのでガセの可能性も残っていますね。


ところでEF66 27はどうなったでしょうか。そろそろ台車検査を終えて戻ってくる頃かしら?

【JR貨物】新車の試運転


ここ最近、新型ディーゼル機関車DD200形の試運転が毎日のように行なわれています。おおよその時間が掴めたので、今日は辻堂~茅ヶ崎で撮影してきました。東海道線の人身事故の影響で到着がギリギリになり、試運転も時間通り来るか心配しましたが、ほとんど定刻で通過してホッとしました。
DD200 901にEF210 133とコキ100系(107形?)が18両というなかなか迫力ある編成で、多分試運転以外でこんな姿を拝む機会は無いでしょう。電気機関車が次位に連結されているというのも、最近ではちょっと珍しくなりましたね。よく見ると、EF210の方にも機関士が座っているのが分かります。

実車は初めて見ましたが、随分可愛くない車両だなというのが率直な印象でした。全体的な形状は国鉄のディーゼル機関車と似ているのですが、前面の灯火類が安っぽく簡単に取れそうなのがいけないのだと思います。せめて量産車はもう少し愛らしい顔つきにしていただきたいと思いました(笑)


2010年に登場したハイブリッド機関車HD300形と比較してみると、HD300の方が小柄で、前面下部に警戒色が塗られているという等の違いがありますが、やはり製造年が近いせいか結構似ていますね。しかし、このDD200形はディーゼル発電機を回してモーターで走るらしく、メカニズム的にはDF200形に近いそうです。まあ詳しい話はよく分かりませんが(笑)   うーんそれにしてもコイツは酷い写真だ


さて、DD200形の量産が始まると、DE10形やDE11形の全廃がいよいよ迫ってくることになります。貨物駅構内の入換は既にHD300形が主力となってDE10形は激減し、貨物列車を牽くことも非常に少なくなりました。機関車というのは高価なものなので、短期間での大量生産は難しいと思いますが、国鉄ディーゼル機関車はJR貨物から消える日もそう遠くないと言っていいでしょう。

【JR東日本】185系の湘南ライナー

以前から行こう行こうと思いつつも、なかなか実行に移せなかった185系「湘南ライナー」の撮影。昨日は久しぶりに晴れたので、ちょっとだけ行ってきました。一昨年には215系ばかりだったので、今回は185系がターゲット。とはいえ、始発列車に乗って行くほどの価値は見出せず、ほとんど同じ塗装で変わり映えしないので、終わりの方の2本だけ狙うというやる気の無さ。相変わらずの「最低限の記録」ですね。



まずはOM09編成が入る「湘南ライナー10号」を狙って、藤沢~大船の踏切へ。この編成は一昨年もここで撮りましたが、あの時はシャッターを押す間際に不注意からピントをずらしてしまったため、ボケボケになったのでありました。ちなみに、巷ではこの塗装もそろそろ見納めとの噂です。


次に「湘南ライナー14号」を狙って藤沢駅へ。本当は辻堂の方にある踏切から撮ろうかとも思ったのですが、時間がギリギリだし富士山は霞んで見えなかったので、安易にホーム端で一枚だけ撮りました。私にはストライプの国鉄色が一番見慣れた塗装ですので、こうして大半の編成が昔のカラーに戻ったのは嬉しく思っていますが、まあ正直数本くらいは色違いがあっても良さそうな気がします。


185系は、定期運用に就く国鉄特急電車としては東日本で最後の存在であり、ほぼ登場当時のままの姿で毎日結構な数が走っており、しかも最長で15両編成という迫力ある走行シーンを見ることが出来ます。そして、製造から35年以上が経過し老朽化が進んでいることから、数年以内の引退が予定されている車両でもあります。そういう意味では、鉄道趣味の観点から今や非常に貴重な存在であることは間違いないのですが、いかんせん引退を感じさせる気配がまだしていないこともあって、どうも積極的に撮りに行こうという気が起きない被写体です。このままだと数年後に後悔するだろうな…そう漠然とは思いつつも、数枚撮っただけで満足してしまいました。うーん、やっぱりもう少し力を入れるべきかな。

【JR東日本】ごく地味な異端児


今年3月から南武線で走り始めたE233系8500番台(唯一無二の存在なのでN36編成と呼びましょう)。同線には、2014年から2016年にかけてE233系8000番台が投入されましたが、6両編成35本で製造は終了。1本だけ残った209系は、青梅・五日市線用の0番台を転用することで置き換えられました。写真では見えづらいのですが、ドア横に転用前の名残である開閉ボタンが付いているのが最も大きな特徴です。


こちらは生え抜きの8000番台で、比べてみると前面のスタイルも若干異なります。8000番台は列車番号が運転台下部左側に表示されるのですが、N36編成は0番台と同じく行先表示部に押し込められています。しかし、LED表示は写真に写らないので分かりにくいですね。他には連結器の形状、戸閉車側灯の色(8000番台はクリアで白っぽいが、N36編成は従来の暗い色合い)などに違いが見えるほか、反対側の先頭車にも差異があるそうですが、いずれもよほど注意しないと分からないものがほとんどです。


209系は、最後の1本として孤高の存在になってから2年後に、ようやく当地を去ることになりました。いかにも安普請で、乗り心地も悪く、座席も硬くて乗りづらかった209系…その息の根を止めたN36編成は、私に言わせればちょっとした救世主でありました。209系が好きな人は結構いるようですが、日常的に乗る身としてはE233系の方がずーっと良いのであります。確かに趣味的にはつまらなくなりましたがね(笑)
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