2023年 新年のご挨拶

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あけましておめでとうございます。今年は卯年ですが、兎の写真を手元に持ち合わせていないので、兎繋がりで「スーパーはくと」の写真を載せておきます。京都出張の際に駅で撮った手抜きの1枚ではありますが。



昨年は、長く続いた新型コロナウイルス感染症との共存でやっと生活が元通りになるかと思いきや、ウクライナ戦争に端を発する世界的なインフレとエネルギー不足により、世界経済の見通しに暗雲が垂れ込めています。戦場からの距離がある分、ヨーロッパ諸国に比べればだいぶ傷が浅く済んでいるものの、日本を取り巻く地政学リスクも増大しています。今年が良い年になるかというと、他の国と同じく望み薄と言わざるを得ません。


今年も仕事を頑張りつつ、たまに電車の写真を撮りたいと思っています。ただ、昨年後半より鉄道写真に対する熱意がかなり冷めてしまいました。関東近郊で撮りたいものがいよいよ無くなったというのもありますが、鉄道そのものへの関心もだいぶ低下してしまったという点で、少々根が深そうに感じます。


一応撮りたいものはチラホラ残っているので、今年は細々と暇を見てそれらを狙いに行くつもりですが、活動は更に低調になるかと思います。ということで、今年はこのブログを隔週更新にすることを決めました。基本的には毎月第1・3・5金曜日の夜に記事を投稿することに致します。大きな出来事がある時には偶数週の金曜夜に記事を投稿することもありますし、ごくたまに限定公開の記事を載せるかもしれません。つまり、鉄道オタク的に言えば、偶数週の更新は臨時扱いということ。


なお、もう1つのブログも今年は更新を続けるつもりですが、こちらも隔週(毎月第2・第4土曜日の夜)に記事を投稿します。撮影の機会が激減して記事のネタが不足しているので、内容が重複するかもしれません。ただ、この英語ブログは閲覧者数も少ないので、今年末に閉鎖しようかとも考えています。

ウェブサイト「ガラクタのカタログ」は、日本の鉄道図鑑を中心に今年は5回程度の更新を見込んでいますが、イギリス関連の記事は一部微修正に留まるかと思います。


新年早々、規模縮小という陰気な話題ばかりで失礼しました。今年もどうぞよろしくお願い致します。

Ubuntuを早速諦めた話

今日の鉄道趣味界隈では、西九州新幹線の部分開業と、それに伴うダイヤ改正―特に415系鋼製車の一斉引退―の話題でもちきりです。こんな日は鉄道の話を書いたところで誰にも読んでもらえないと思うので、今日は鉄道ネタより更に関心を抱く人が少ないであろう話題を、個人的備忘録を兼ねて書き殴っておきます。


7月上旬、Windowsへの依存度を下げるべくLinuxに手を出すことを決意し、ひとまずUbuntuを外付けSSDにインストールして試していました。Linux初心者なので、色々設定に苦労しつつ、2週間ほど経ってようやく慣れてきたかという頃、重大なトラブルに2回当たりました。1つは以前の記事にも記した通り、initramfsが云々という表示が出て起動出来ないという話。この時は悪戦苦闘しつつも何とか復旧することが出来ました。

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しかしその数日後、今度はYouTubeで動画を視聴中に、突然画面が真っ黒になって、こんな表示が。しかも以前のエラーと違って、今度はものすごい速さで勝手にスクロールして永遠と画面が上に流れていきました。スマホで写真を撮ってはみたものの、なんのエラーなのか全然分からず大混乱。この時は電源ボタンの長押しで強制終了し、翌日もう一度起動したら何事もなかったかのようにUbuntuが立ち上がりましたが、もうこんな信頼性の低いシステムを使うわけにはいかないと見切りをつけました。Ubuntu自体は、Linuxの中でも個人用としては恐らく最も人気なので、たまたま私のパソコンとの相性が悪かったということなのでしょう。

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ということで、Linux Mintに乗り換えてみました。Linux MintはUbuntuの親戚みたいなものですが、操作感はよりWindowsに近いと評判です。私もちょっと試してみたところ、所謂デスクトップ画面を始めとする操作は確かにWindowsそっくりで、ショートカットキーも大半は特段の設定なく使うことが出来て、日本語入力システムも最初から不自由なく使えています。強いて言えば、英語で使っているせいか一部のソフトウェアでおかしな漢字、俗に言う中華フォントが表示されたことには苛立ちを覚えましたが、これは日本語用のフォントをインストールするだけで簡単に直りました。アップデートする際も、Windowsのようにマウスで容易に操作が出来ます。

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私は所詮ライトユーザーですから、Linux Mintの中でもMATEを使うことにしました。Ubuntuに比べると明らかに軽く、CPUの負荷も更に小さくなりました。Libre Office(Microsoft Wordに相当)で作業しているだけだと、CPU温度は40℃に達しないのも当たり前。バックグラウンドで色々なソフトが回って、恒常的に60-70℃に達するWindowsとは大違い。特にこの夏は節電でエアコンの設定温度を上げていたので、発熱の少ないLinux Mintは重宝しました。
発熱が小さいということは、消費電力も少ないということですから、先日の静岡出張の時もバッテリーが長持ちして安心でした。私が使っているモバイルノートパソコンは、購入から間もなく5年ということでかなり電池性能が衰えているのですが、Linux Mintだと十分持ちました。

もちろん、Windowsの方が優れている点はまだあります。まず、インターネットの接続。接続自体はWindowsもLinux Mintも自動で繋がるのですが、全く同じ環境でも何故かLinux Mintの方がネットの速度が低い。省電力設定を解除してみるなど色々試しましたが、まだ回復していません。仕事に支障が出るほどではありませんが、もうちょっと何とかならないかなというのが率直な思いです。
また、外部ディスプレイへの接続は、Linux Mintの方が少々不便。Windowsだと、ケーブルを挿せば全部自動で識別してくれるのですが、Linux Mintは自分で微調整しないと全然うまく映りませんから、ちょっと面倒です。

ただ、それでもLinux Mintは文書作成とネットサーフィンくらいなら、十二分に使えると思います。仕事の方でも、6割以上はWindowsでなくても事足りるようになりました。最初からUbuntuではなくLinux Mintにすれば良かったかもしれませんが、Ubuntuの2週間で覚えた基本的な操作(ターミナルの使い方など)は、Linux Mintでも非常に役に立っていますので、全く無駄ではなかったと思います。

これからLinuxを試してみたいという方は、個人的にはUbuntuではなくLinux Mintを強くお勧めします。

女王陛下崩御

※この記事には動画及びツイートが埋め込まれていますので、パソコン以外からの閲覧では表示が乱れることがあります。


日本時間今日未明、エリザベス女王陛下が崩御されました。英国は言うに及ばず、日本を含め世界中のメディアで既に大きく取り上げられていますから、詳しい経緯をここで記述する必要はないでしょう。個人的に考えたことを幾つか記すことと致します。


英国王室に対して、私としてはやや複雑な感情を持っていますが、女王は紛れもなく近現代史そのものでした。様々な意見はあるものの、あの年齢まで厳しい公務を続けていらっしゃったことは、私も大いに尊敬していました。彼女は連合王国の象徴であり、複雑な歴史を抱える英国およびコモンウェルス(英連邦)の象徴であり、世界に残る王族の中で恐らく最も有名かつ権威ある存在でした。私を含め、今を生きている人々の大半は、エリザベスの治世しか知りませんから、文字通り一つの時代が終わるのを目の当たりにしたわけです。



今回の訃報については、「予期していなかったわけではないが、こんなに早いとは」というのが率直な感想です。崩御2日前にトラス首相を任命した際の様子を見た時は、元気な雰囲気ながら右手の甲の変色が少し気になりました。昨年4月にフィリップ殿下が薨去して以来、かなり精神的に打撃を受けたこともあり、私は2年以内にその日が来るのではないかと懸念していました。その後、ご本人のコロナ感染、今夏の極端な熱波、国際・国内の政治及び経済的混乱による心労などが祟ったのでしょう。先月から頻繁にチャールズ皇太子がバルモラル城を出入りする姿が目撃されていたことも、これを裏付けるように思います。


昨夜、医師団が女王の健康状態を「懸念」という報道が出た段階で、私はかなり良くないなとすぐに分かりました。日本語メディア(Bloomberg Japanなど外資系を含む)は、女王が「快適」ないし「安心出来る」状態にあるとしましたが、これは誤訳に近いと言えましょう。原文はcomfortableという単語で、まあ確かに平時なら「快適」という意味ではあるのですが、今回は明らかに「苦しまない状態にある」というニュアンスで、NHKの安静というのが最も近い訳語だったと思います。ちなみに、アメリカでもCNNが「とてもとても厳しい表現(very very strong language)」と述べるなど、字面通り受け取らないようにと解説が入りましたから、これは婉曲な表現を多用するイギリス英語の性格が色濃く出たと言えるかもしれません。



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新国王チャールズ3世の即位により、紋章はもちろん国歌の名前及び歌詞も変更され、紙幣・硬貨や郵便切手のデザインは一新されることになります。イギリスでは偽造対策のため旧紙幣はすぐに失効してしまい、旅行者には厄介なことになります。実はヒースロー空港の両替商ですら、それを知らない観光客に旧札を押し付けることが少なくありませんから、これは注意が必要です。なお、カナダなど一部の英連邦でも女王の肖像が硬貨に使われていますから、これらも変更されることとなりましょう。



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しかし、紋章やら国歌やらお金のデザインの変更など、その後の変化に比べれば物の数ではありません。イギリス経済は、EU離脱・コロナ禍・ウクライナ戦争の三重苦により、極めて深刻な状態にあります。鉄道はもちろんのこと、港湾や通信業に従事する労働者から、教職員や法廷弁護士に至るまで、大規模なストライキが続発しており、トラス首相の就任によりゼネストが実施される恐れは高くなっています。スコットランドや北アイルランド情勢も不穏で、このままだと2011年以来となる大きな暴動が発生してもおかしくありません。政治・経済的混乱は日本の比ではなく、ヨーロッパの他の国々と比較しても厳しいと言えるでしょう。


そのような危機的な状況の中で、英国統合の象徴であり要であったエリザベス女王の崩御は、この国にとって確実に重大な影響を与えます。国中が喪に服して社会的混乱が収まるのは、恐らく今年いっぱいから長くても今後1年間。その後は、所謂「生活費危機(cost of living crisis)」の問題、スコットランドの独立、北アイルランド情勢とEUとの衝突などを通じて、イギリスが一層弱体化することは避けられず、中長期的にはイギリスという国が瓦解する恐れが十分あると私は考えています。酷ではありますが、チャールズ3世にはそれをまとめ上げるだけの力も人気もなさそうです。Bloombergが「ゆくゆくは最後の連合王国の女王として記憶される可能性がある。」と書いたのは、決して大げさではないのです。


第二次世界大戦終結後、ジョージ6世の治世下において、大英帝国は完全に崩壊しました。エリザベス2世の崩御により、連合王国が崩壊することを憂慮しています。

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金色ポスト再び

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過日、伊豆急行を撮った日のこと。伊東駅前にこんな郵便ポストを見つけました。昨年の東京オリンピック・パラリンピックの金メダリストを讃えて、今年から一部のポストが金色に塗り替えられています。そういえば早稲田の大隈講堂の近くで見かけたような記憶もありますが、このように順光で写真を撮れる機会は初めてだったので、しっかりシャッターを切っておきました。
後で知りましたが、設置場所の一覧は首相官邸のウェブサイトに載っており、探すのは実に容易なようです。

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こちらは本家であるイギリスの金色ポスト。2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックの金メダリストを讃える目的で塗り替えられています。比較すると、完全に同一の条件ではもちろんありませんが、日本の方は赤みが強いですね。

私は英国在住時に郵便ポストを撮り集めて個人的なサイトへ上げてしまったくらいなのですが、日本の郵便ポストにはあまり食指が動きません。とはいえ、せっかくなのでもし再び金色ポストに巡り合うことがあったら、またちょっと写真を撮ってみるのも一興な気がいたします。

悪戦苦闘の備忘録…Ubuntuを弄って2週間

前書き


少し前に騒ぎになったWindows 11アップデート対象のCPUの一件以来、Microsoftへの依存度を下げる必要性を感じ、以前から少し興味があったLinuxに手を出してみることにしました。私はコンピューターに疎いので、無難にUbuntu 22.04を選び、外付けSSDにインストールしてデュアルブート環境を試しています。UbuntuはWindowsと共存するように入れることも簡単に出来ますが、何かトラブルが発生して両方とも起動しなくなるのが怖いので、着脱可能な媒体を用いることにしました。これで操作に慣れることが出来たら、今使用中のパソコンを2025年以降も使い続けたいと考えています。


私は写真のRAW現像を除けば、基本的にネットサーフィンとWord及びExcelくらいしか使わない典型的なライトユーザーですが、慣れ親しんだウィンドウズとは様子が違うので戸惑う場面も多いです。2週間余り経ってだいぶ慣れてきた一方、トラブルも少なからずあったので、個人的備忘録として幾つか覚え書きを記しておきたいと思います。




良かったことその1…CPUの温度


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UbuntuはWindowsより軽い、いやUbuntuは昔に比べてだいぶ重くなった等々、意見の分かれるところではありますが、私個人としては特段どちらの動作が早い・遅いという印象はありません。ただ、確実に言えるのは、Ubuntuの時の方がCPUの温度が低いということです。画像赤枠で示した通り、最高温度はClamTKのウイルスチェック時で、せいぜい70℃余り。基本的には作業中でも40℃前後で、この季節は自室で作業していると明らかに室温が上がりにくく感じます。温度が低いということは、CPUへの負荷も小さいということでしょう。



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こちらはWindows 10。ウイルスチェック時はお湯が沸きそうな値で、それ以外の時でも50~70℃前後。40℃を切ったのは、作業をすべて終了して10分間ほど放置した後で、それも一瞬だけ。非力なCPUを積んでいるから仕方がないとはいえ、機械の寿命を縮めそうな温度です。作業がもたつくような印象は無いのですが、ちょっと不安になる数値ですね。




良かったことその2…Windowsとさほど変わらない操作性


ちょっと懸念していた操作性ですが、Windowsのユーザーを取り込むためか、直感的で一見分かりやすく出来ています。コピーや貼り付けといったショートカットキーも、ターミナルでコマンドを入力するときなどを除けば、基本的にどれも通用します。マウスも特段の設定なしに使えますが、私の場合は初期状態だとタッチパッドが何故か全く反応しなかったことから、一工夫加える必要がありました。


WordやExcelに代わる、Libre Officeの使い勝手もまずまずです。複雑な図表を用いると表示が乱れる等の話は聞きますが、私は日本語と英語の文章を入力し、せいぜい文字の大きさを変えたり脚注を付したりする程度ですから、今のところ何の問題も起きていません。互換性も大丈夫です。




苦労したことその1…日本語の取り扱い


仕方がないこととはいえ、日本語を念頭において開発されていないため、不自然な訳が散見されます。大したことは無いようですが、個人的に気に食わなかったのは、「火 July20日 2022年」という日付表示。コマンドを入力して手直しすることも出来るようですが、他にも細かいところで日本語表記に違和感を覚えたので、早々に見切りをつけてメニュー等は英語で使うことにしました。


より面倒だったのは入力です。まず、キーボード設定でJapaneseを選んだところで、日本語キーボードの配置を認識するだけの話で、キーを押しても出てくるのは英数字のまま。そこで、別途日本語入力システムが必要なのですが、標準のibus-mozcが本当に使い物にならない。数分おきにクラッシュして突然日本語が打てなくなり、英数字だけしか入れられなくなること数十回。ターミナルでmozcを再起動すれば復活するも、数分後には元の木阿弥。再インストールしてみたり、ターミナルで色々弄ってみたものの、一向に改善する気配なし。業を煮やしてfcitx-mozcに乗り換えたところ、今のところは概ね問題なく機能しています。


あと困るのが、ネット上で何か情報が無いか検索すると、非常に高確率で機械翻訳で日本語が崩壊したサイトが出てくることです。おかげで、日本語の出来る人間が書いたサイトやブログを探り当てるのにちょっと手間がかかります。訳の分からない文章を載せるなら、最初から機械など通さず英語のままにしておいて欲しいですね。




苦労したことその2…ショートカットの作成


デスクトップにショートカットを置くという発想自体、本来はWindowsに特有のものだ…と誰かが言っていましたが、それでもワンクリック(というかダブルクリック)でフォルダを開けないと実に不便。Windowsが入っている内蔵SSDにある作業フォルダにアクセスして、WindowsとUbuntu両方で作業が出来るようにしたかったので、頑張ってショートカットを作りました。正確には「シンボリックリンク」というヤツです。



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ところが、このシンボリックリンクが曲者で、シャットダウンと共に使えなくなります。従って、スリープはまだしも電源を入れ直した場合は、またいちいち作り直さなければなりません。いちいちターミナルにコマンドを入れるのは面倒この上ないので、テキストエディタに必要なコマンドを書き込んで半自動で実行出来るようにしておきました。


しかし、それでもうまくシンボリックリンクが繋がらないことが続出。どうやら、当該メディア(この場合は内蔵SSD)に一度アクセスした後でないと、シンボリックリンクの作成はうまくいかないようです。ということで、電源を入れた後は一度SSDの中を開き、すぐに閉じてからコマンドを半自動で実行するという手順をとるようにしました。




苦労したことその3…起動不能のエラー


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ある日、どうもアプリケーションの挙動がおかしいと感じたため、いったん再起動することに。そうしたら、小さな文字列が画面に表示されたまま、起動が止まってしまいました。こういう画面を見ると一瞬ギョッとしてしまうのは、コンピューターに疎い文系人間の性でしょうか。initramfsが云々と書いてあり、ネットで検索をかけてみると、exitあるいはrebootと入力してEnterキーを押せば勝手に修復が始まるというようなことが書かれているものの、私の場合は何の動きもありませんでした。もう少しネットを探してみると、fsck /dev/sda1だの2だの入れると良いと書いてありましたが、こちらも何の反応もなし。メッセージが一言も出ずに次の行がポッと出てくるだけというのは不安なものです。



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で、結局どうしたかというと、help(赤線)と入れて意味が分からない文章を一瞥し、続いてexitと入れてみると、ようやく何やら原因の手掛かりになる文章が現れました。読めば、/dev/sda2に問題があるとの由(黄線)。そこで、画面の指示に従ってfsck /dev/sda2と入力し、あとはチェック項目につき逐一承認を求められるので、適当にyキーを連打しておいたところ、直ったとの表示が。ここでもう一度rebootの指示を出したら、何事もなかったかのように起動しました。なお、Windows 10の方は全くトラブルなく動いています。


このシステムエラーは、突然電源が切れるなどの不正な処理や、HDDないしSSDの故障によって引き起こされることがあるようですが、私には全く心当たりがありません。まあ、SSDの故障という可能性もゼロではないものの、読み書きの量は大したことが無いので、可能性は低そうに思えます。Ubuntuに限らずLinuxではよくある話らしいので、慣れろということでしょうか。


余談ですが、デュアルブート環境を構築した後、Windows 10の方が素直にシャットダウンしてくれなくなりました(一回目のシャットダウンはすぐ再起動してしまう)。一度セーフモードで起動してすぐにシャットダウンしたところ、それ以降は問題なく電源を切れるようになりました。




終わりに


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こんな感じで、Ubuntuを安定して使えるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。ライトユーザー故に多機能を求めていないこともあり、何だかんだ言って初心者向けではないと感じました。Windowsではなくて敢えてUbuntuを選ぶ理由もあまりなさそう。でも、私はまだ時間的及び精神的に余裕があるうちに、Linuxで一通りのことは出来るようになりたいと思うので、これからも勉強を続けたいと思います。他にも色々エラーに遭遇していますが、ネット記事を探して適当にターミナルを弄ると何とかなるものです。


ちなみに、上述の内容はあくまで私の体験談に過ぎず、トラブルを抱えた他のユーザーの方が同じように操作しても問題が解決するかどうかは分かりません。却って悪化する恐れもないわけではないので、お試しの際はあくまで自己責任でお願いいたします。Ubuntuを使い慣れている方は、情弱が勝手に転んでいるだけかと笑っておいてください。

プロフィール

KHKQ

Author:KHKQ
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広く薄く撮影中、一応古巣は京急
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