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【箱根登山鉄道】台風の直前に…

伊豆半島から関東を縦断して東北から太平洋へ抜け、各地に壊滅的な被害をもたらした台風19号(Hagibis)。山間部を中心に、記録的大雨による土砂崩れや洪水が発生し、少なくとも70人が死亡又は行方不明とのことです。
箱根でも48時間で1,000ミリに達する大雨によって、箱根登山鉄道の鉄道線は路盤流出等甚大な被害を受け不通となっており、運転再開には数ヵ月かかる見込みです。


私は、台風上陸の直前に箱根登山鉄道を撮影する機会がありまして、今回はその時の写真を幾つか並べてみました。

箱根登山鉄道の訪問は2年半ぶり。私が日本を留守にしている間にすっかり数が減ってしまった旧型車両(特に109号)を見に来ました。ついでに前回撮りそびれた2000形リバイバルカラーにも期待しました。

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例によって大平台に足を運ぶと、すぐにモハ1形の104-106号が坂を上ってきました。106号は先の検査で青をベースにしたツートンカラー(1950~57年頃のもの)に塗り替えられていました。この塗装をモハ2形110号が3年ほど前に纏っていたことは記憶に新しいですが、106号の方が色が濃いような気がします。

2000形トップナンバーも109号も編成の反対側に付いていた上、ちょっと雲が出てきてしまったので、昼食休憩を兼ねて一旦湯本まで下山。しばらくしてから再び大平台に戻りました。

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2000形2005編成「氷河特急」塗装。なるほど、スイスの山々をイメージさせる爽やかなカラーリング…と言いたいところだけど、中間車の赤がちょっときついかな(笑) 1000形の現行塗装よりはマシだと思いますが。

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実は初めて撮影した3000形。最新鋭のくせにちょっと汚れが目立って残念。なかなか面白い形をしており、どことなく日本離れした雰囲気が感じられると思います。メーカーは日本なんですけどね(川崎重工)。

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2000形2001編成のリバイバルカラー。私が子供の頃はこの塗装だったことをよく覚えております。実家を探せばどこかにテレホンカードがあるはず。一世を風靡した小田急10000形HiSEに合わせたカラーでしたね。

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本命モハ2形109号がやって来ました。しかもこの日は保線作業員が出ていたためか、昼間なのに前照灯を点けてやって来ました。この緑一色の塗装は元々1935~49年頃に纏っていたものだそうで、20年ほど前にも何かの記念でこの色に塗っていたそうな。そういえば、子供の頃に見た記憶があります。

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最後にモハ1形の104号側を撮って帰宅。これは最も馴染みのある色で、箱根登山鉄道の代名詞とも言えましょう。木々に映える鮮やかなオレンジ色の車体がなかなか可愛らしいです。

改造を重ねつつ、開業以来100年もの間運用されてきた旧型車両ですが、3000形の投入により置き換えがどんどん進んでおり、現在はモハ1形2連1本とモハ2形2両のみの在籍となっています。したがって、本線に出てくる際は2両編成2本か、3両編成+1両休みという運用になっています。かつて見られたオレンジ3両編成の姿は、今年の夏を最後に見られなくなりました。
箱根登山鉄道は2020年に3000形を2両増備します。旧型車両の全廃についてはまだ公式に発表されていないものの、近いうちに見納めとなる可能性があります。


箱根登山鉄道は台風19号により長期運休を余儀なくされてしまいましたので、バラエティ豊かな車両たちが急坂を登ったり下りたりする姿は当分見られません。せっかく火山活動が沈静化したことですし、一日も早く鉄道線が復旧して、大勢の観光客で賑わう箱根が戻ってくることを祈っております。

再び日本でカメラを握った日―西武・動物園・京急

1ヶ月ほど前まではあんなものこんなものを撮って遊んでおりましたが、そんな日々はすっかり過去の話となりました。帰国して暫くは体調を整えたり、雲の多い天気をぼやく毎日でしたが、ようやく安定して晴れる日がチラホラ現れ始めましたので、日本でのリハビリ撮り鉄と称して何枚か撮影してきました。


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まずは西武多摩川線へ。ワンマン運転用の新101系は、長い間白一色の非常につまらない被写体と化しておりましたが、近年は特別塗装編成が何本も出てきて見る人の目を楽しませてくれます。こちらは1960年代に流行った「赤電」カラー。但し新101系がこの色になったのは2010年代後半からの話で、厳密には復刻塗装と言えるか微妙なところ。

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これは新101系も登場当時に纏っていたツートンカラーで、同系のリバイバル塗装としては最もしっくりきています。7年くらい前に池袋線から撤退間際に撮りに行った記憶が蘇りました。ところで、12-14日の三連休中に秩父線を新101系が臨時列車として走るそうですが、どのカラーの編成が行くのでしょうか。もしかして…これ?

なおこの日は伊豆箱根鉄道カラーの青帯編成も走っていますが、こちらは2年前に撮影済みなので割愛しました。近江鉄道カラーの水色は多摩湖線で走っている日に見に行きたいですね。


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すぐお隣、JRのホームに移動して209系1000番台も手堅く押さえました。この車両が常磐線から転属すると聞いた時は非常に懐疑的で、実現した時は非常に驚きました。今年春のダイヤ改正から固定運用で走り始め、労組資料によれば5年程度使用される予定とのこと。それよりは少し早く姿を消しそうですが、E233系の改造工事には相当の時間がかかりますので、しばらくは当地に残りそうです。

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何だか遠くに見慣れない雰囲気の電車が見えたので待ってみたところ、E257系500番台が現れました。一応配置は幕張のままとはいえ、実質的には豊田所属の電車と言っても良さそう。ところで、これ何の回送だったんでしょ。


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別の日、上野動物園を走るモノレールを見に行きました。遊具の一種と認識している人が多いようですが、鉄道事業法を根拠にする歴とした鉄道です。日本初の常設モノレールであり、1950年代には新しい交通機関の試験線に位置付けられました。現行車両の40形は2001年にデビューしましたが、老朽化により今月末で引退予定。財政難から代替車両の投入は予定されておらず、このまま廃線になる可能性もあります。
子供の時に一度乗った記憶がありますが、この40形だったか先代の30形だったかは記憶にありません。妙に楽しかったという漠然とした思い出が残っているだけ(笑)


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この日はそのまま南下して、京急新1000形1225編成を撮影。営業運転開始から4日ほどが経ち、新車特有のピカピカした感じが完全に失われる前に撮りたかったのです。ギリギリセーフと言ったところでしょうか。新1000形も気づけば登場から17年余り、同世代の他社車両も製造終了となる形式が出ていますので、新1000形もそろそろかもしれません。


こんな感じでリハビリは終了。イギリスと違い、日本では郊外でも建造物が多くて背景のゴチャゴチャした場所が多く、ちょっとげんなりすることも。ロンドンだと都心から1駅行っただけで木々をバックに走る気動車なんかも簡単に撮れたんですけどね…比べるのが間違いか(笑)

旅先での気動車と客車列車

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帰国してから早1週間余り、留学先での最後の日が割とバタバタしていたためか、正直なところ8日前までイギリスに住んでいたということが信じられないくらいで、もう随分遠い昔のように感じられます。このままだと2週間前に行ったウェールズ旅行の時に撮った鉄道写真も載せる機会が無くなりそうなので、若干賞味期限切れな感はありますが、ここで幾つか覚え書き程度に書いてみることにします。


ウェールズを走るナショナルレールは、公営のTransport for Walesが2018年10月から管轄しています。ウェールズではカーディフ近郊を中心に電化工事が進んでいるものの、例によって計画から大幅に遅れており、未だに気動車中心となっています。また数は少ないものの、客車普通列車の姿を見ることも出来ます。
なお、この記事では形式別に分けましたので、撮影した駅はCardiffだったりLlandudnoだったりと一定しません。また、Great Western Railwayなど他社の車両については割愛しました。悪しからずご了承ください。


【1. 気動車列車】

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Cardiff Central駅を行き来する列車を見て気づいたのは、Pacerと呼ばれる軽快気動車が数多く運用されていることです。こちらはクラス142気動車で、6月にスコットランド方面を旅行した際にNewcastleでも見かけた車両です。見るからに安普請という感じのするチャチな造りをしています。

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それと同時期に製造された姉妹形式、クラス143気動車。写真の通り、通常の気動車と併結する運用もあるようです。イギリスを走る鉄道車両は今年末までにバリアフリー化するよう法律で求められていますが、Pacerシリーズについては各社とも改造工事を施工せずに廃車とする方針で、Transport for Walesも各車両の側面に引退告知のラッピングを施しています。Pacerはどれも乗り心地が恐ろしく悪いので、乗客は皆一様に歓迎していることでしょう。

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Pacer以外だと、Sprinterシリーズの気動車も多く運用されています。こちらはSprinterの元祖、クラス150気動車。ウェールズ全域で運用されており、北部まで含めれば多分最も頻繁に目にした形式だと思います。

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クラス153気動車。単行運転が出来るので、利用客の少ない路線では重宝しそう。但し、元は2両編成のところを短編成化改造を施したので、後付けの運転台は狭苦しいと乗務員からの評判はよろしくないそうな。Sprinterシリーズでは、他にクラス158気動車も走っています。

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こちらは主に都市間輸送に充てられるクラス175気動車。イギリスには日本のように普通や特急といった種別が存在しませんが、強いて言えば特急に近いポジション(でも座席の質は急行)。旅行で最も頻繁に乗ったのはこの形式でした。

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クラス175や153の中には、グレーを基調とした新塗装になったものもチラホラ現れ始めました。厳密に言うと、塗装ではなくラッピングらしいですが…次の検査の時にきちんと塗り直すのでしょうか?


【客車列車】

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最近勢力縮小が目立つマーク3客車も、ウェールズでは少数が運用されています。こちらはPremier Serviceという名のついた列車で、CardiffとHolyheadを結んでおり、停車駅の少なさからして特急列車と呼んで差し支えないかと思います。牽引機はクラス67ディーゼル機関車で、平日に1往復運行中。今年末には、東海岸本線で余剰になったマーク4客車が転入する予定です。

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それとは別に北部でも同じ車両を使用した普通列車が少数ながら運行されており、Manchester PiccadillyとHolyheadあるいはLlandudnoなどを結んでいます。こちらもクラス67機関車が牽引しており、折り返しは制御荷物車(Driving Van Trailer)が先頭に立った推進運転も行なわれています。

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さて、この旅行で一番見たかったのは、今年5月に走り始めたクラス37ディーゼル機関車+マーク2客車の普通列車です。前者は1965年製、後者も製造後40年を軽く超える古い車両です。既存車両のバリアフリー化工事に伴い車両が不足することから、14年ぶりに定期運用が復活したとのこと。

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現在運用に就く機関車のうち2両は国鉄色、客車も大半が国鉄色なので、日によってはこのように全車塗装が統一された美しい編成を組むことも。1960年代末期~1970年代を彷彿とさせる姿で、まさか2010年代も終わりに本線でお目にかかる機会があろうとは、全く想像も出来ませんでした。

このオンボロ客車列車は、平日の朝夕に2運用あり、「当面の間」運行される予定となっています。経年のせいで頻繁に車両故障を起こしているようですが、2020年までは当地に残る見込みです。


Transport for Walesの車両は、クラス67を除いて2023年までに全てが新車に置き換えられる計画となっています。クラス175は製造後20年余りなので他社に転属すると思われますが、Pacerシリーズは全廃まで秒読み、クラス37+マーク2客車は元々新車が来るまでの繋ぎ、マーク3客車とSprinterシリーズもその頃には製造後40年近くに達しますので、廃車の発生が見込まれます。どうせ計画通りに新車が入らないでしょうけれども、5年後にはウェールズもすっかり様変わりしていることでしょう。曇天の下で旅行ついでにテキトーな写真を撮るだけしか出来ませんでしたが、結構楽しく記録をすることが出来ました。

留学生活の総括 後編

近代鉄道発祥の国イギリス。ここに留学したからには、少しくらいは鉄道写真撮影を楽しみたいと考えていました。ここ数年来治安の悪化が叫ばれ、特にロンドン近郊では迂闊に駅でカメラを構えられないかもしれないと考えておりましたが、実際は治安が悪化したとは言ってもまだまだ悪くないことが分かりました。
もっとも、この国では冬になると日が短いし、そもそもほとんど晴れ間が出ませんので、鉄道写真撮影は春から帰国間際に集中して行なうことになりました。イギリスに慣れてきた頃にカメラを構えることが出来たので、ちょうど良かったかもしれません。

Tube一覧
1年間の留学期間中に撮りたいと考えていたものは幾つかありまして、その1つがロンドン地下鉄全路線の撮影です。元々全区間が地下のWaterloo & City線については最初から諦めておりましたが、Victoria線については唯一の地上区間に足を運ぶ機会がありまして、カメラに収めることが出来ました。

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更に、一度は撮ってみたいと思っていた地下鉄の動態保存車両についても、1938ストック蒸気機関車を含めて大変に満足のゆく撮影が出来ました。いずれも運行日は綺麗に晴れたので、本当に楽しかったです。ロンドン地下鉄では自動運転に対応した保安装置への更新が進んでおり、これらの古い車両によるイベント列車は実質的に最後となりました(Metropolitan線末端部を除く)。

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他に撮りたかったのは、子供の頃によく見てた車両たち。運行会社がころころ変わるこの国では、車両の塗装も頻繁に変更されますが、それでも車両の形状はそう大きく変わりません。また、この国では比較的珍しい国鉄色リバイバルカラーも見ることが出来ました。

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もちろん古い車両ばかりではなく、新型車両も積極的に撮影しに出かけました。私は日本人ですから、やはり日立製作所が造った新鋭の姿は是非ともこの目で見ておきたかった次第です。Azumaに乗る機会はありませんでしたが、同形のGreat Western Railway車には何度か乗りました。

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もう1つ特に見たかったのが郵便電車。日本に比べるとイギリスは様々な面で大きく遅れており、客車列車や吊り掛け駆動の電車がバリバリ現役ですが、中でも個人的に興味があったのはこの郵便電車です。日本では国鉄民営化前に全廃されましたが、この国では勢力を縮小しつつも今なお現役なのです。

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そして、イギリスを語る上で蒸気機関車は外せません。元々私はSLにそこまで関心があったわけではないのですが、チャンスがあるなら見に行ってみようと考えておりました。実際には地下鉄のものを含めて3両ほど撮りに行く機会がありました。このブログで紹介しそびれたヤツについては…いつ載せようかしら。

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イギリスを代表する列車、ユーロスターは帰国へのカウントダウンが始まった頃に見に行きました。駅での撮影はほぼ不可能で、ロンドン近郊の撮影地が軒並み潰れてしまったことから、かなり気合を入れて遠出する必要があったのです。それに見合うだけの収穫はあったと思います。

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ちなみに、最後の撮影はNew Measurement Train、通称Flying Bananaと呼ばれる検測車でした。最後の最後にこれを撮ることになるとは、正直思ってもいませんでした。1両毎に形式写真を撮る余裕もありましたので、いずれ記事に起こしたいと思っています。


治安面の懸念から、鉄道趣味は休眠状態になることも覚悟していましたが、いざ終わってみれば結構な枚数を集めることが出来ました。日本とは大きく違うデザインの列車をたくさん見ることが出来て、とても楽しかったです。
なお、ウェールズ旅行で撮った鉄道写真については、整理が終わってから改めて載せたいと思います。帰国してもしばらくはイギリスの話題が続くことをお許しください(笑)


この記事はパリでの乗り継ぎ待ちの最中に投稿しました…きちんと画像をアップロード出来ているかしら?

8月の撮影―路面電車、ユーロスター、国鉄色リバイバル

8月には他にも色々鉄道写真を撮ってきました。旅行先でちょろっとカメラを構える以外、本腰を入れた鉄道写真撮影は多分最後になったと思います。今回の記事も一昨日に引き続き鉄道ネタです(笑)


【1. 路面電車(トラムリンク)】

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ロンドンに路面電車が走っているというのは、あまり知られていません。それもそのはず、クロイドンという都心から離れた南部を走っており、近くに観光地があるわけでもないので、旅行者が乗るような路線ではないのです。

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車両は2種類…2000年の開業時から使用されているCR4000形と、2011-16年に製造されたこのVariobahnの2種類があります。Variobahnの1編成にはラッピングが施されているらしいですが、残念ながら私が行った時にはお目にかかれませんでした。

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殆んどの区間が専用軌道ですが、クロイドンの中心部は併用軌道となっています。なお、クロイドンは昔から治安が特に悪いことで有名で、2011年の暴動では多くの建物が破壊されました。今回は家族連れで賑わう日曜の昼下がりに出かけたので、さほど危険を感じることはなかったとはいえ、場所によっては特に注意が必要という印象を受けました。

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以前イギリスに住んでいた頃、まだ開業間もないトラムリンクを見に行った時に写真を1枚撮っておりました。当時は赤が基調の塗装で、前照灯の形状も違ったことが分かります。ちなみに、左に写っている2551号車は、2016年の脱線事故により休車となっています(損傷著しいことから、捜査終了後に廃車となるでしょう)。


【2. ユーロスターの撮影】

ユーロスターは、恐らく世界で最も有名な列車の1つ。イギリスを代表する存在でもあり、帰国までに絶対に撮っておきたい被写体の1つでした。ユーロスターが走るHS1線は新幹線みたいなもので、撮影地が非常に限られます。更に、国際列車故に出入国管理の都合上ホームにはむやみに入れてもらえませんので、Ashford国際駅からバスで40分以上かけてこの跨線橋までやって来ました。

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2015年に登場した最新鋭のクラス374電車。ユーロスターはロンドン⇔パリ・ブリュッセルを中心に、リヨンやアムステルダムなどに直通する列車もあり、大半はこのクラス374が担当します。将来はドイツに乗り入れる計画もあるようですが、EU離脱で頓挫…までいかなくても大幅な延期になりそうな予感。

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初代ユーロスターのクラス373電車は、多くが廃車又は国内線転用(→休車)という憂き目に遭っているものの、一部はリニューアル工事を受けて運用に就いています。しかし、今回は7本撮ったのに旧型は1本だけしか姿を現さず、ちょっと残念でした。いや、1本でも来ただけマシだと考えるべきでしょうか。

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国立鉄道博物館に展示されている旧塗装のクラス373。ユーロスターといったらまさにこの黄色い塗装で、私が子供の頃に乗ったのもこれでした。一応本線に1,2編成残っているらしいですが、もうほとんど全滅も同然。静態保存車両で満足するより仕方なし(笑)

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待っている間に、日本の鉄道車両メーカーが初めてヨーロッパに輸出した、日立製のクラス395電車も撮ることが出来ました。Ashford以西はユーロスターと同じHS1を走り、この区間では在来線を走行します。


【3. ブライトン近郊の旧型電車】

南部Brightonにはクラス313電車が走っており、うち1本は国鉄色に復元されています。出来たら一度撮ってみたいなーと思いつつそのままだったのですが、先日は良い運用と良い天気に恵まれたので、早起きして足を伸ばしてきました。

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クラス313電車は1976年に登場した、ブリテン島で定期運用に就く車両としては最古の存在。ロンドン近郊の通勤路線でも運用されていますが、廃車が続出して全廃間近。でも、Brighton近郊では未だに結構な本数が走っています。

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こちらが登場当時の原色編成で、クラス313のトップナンバーでもあります。リバイバルカラー自体が大変珍しいこの国において、編成全部が復刻塗装というのはほとんど例がありません。ただ現在は、色弱者でもドアを識別出来るよう措置を講じることが規則により定められているので、厳密に言うとドアの塗り分けが当時と異なります。でも雰囲気はちゃんと出ていると思います。

クラス313の運用範囲はそこそこ広く、国鉄色がPortsmouth方面のローカル運用に入られると私は手も足も出ないのですが、Brighton近郊の短距離運用でホッとしました。本番は先行列車の遅延により対向列車に被られそうになったところ、運転士の機転で回避出来ました。ありがたいことです。


こんな感じで8月は結構色々撮りました。この1年で撮りたいものはほとんど撮り尽せたと思います。あとはウェールズ旅行で数枚撮って、この国での鉄道趣味はおしまいかな。
プロフィール

KHKQ

Author:KHKQ
横浜→東京→多摩→倫敦
京急を中心に広く薄く撮影
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