【JR九州】鹿児島中央駅徘徊

過日、福岡と鹿児島へ行く機会がありました。本当は筑肥線の103系でも撮りたかったのですが、その週は暴風雨が続いていたので断念。鹿児島でも昼間は鉄道写真撮影の時間がとれなかったので、基本的には夕食の時間を少し削って鹿児島中央駅で数枚写真を撮っておりました。以下、雑多に並べておきます。


1.新幹線
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九州新幹線を初乗車にして完乗。最速の「みずほ」に乗ったので、博多からたった76分で鹿児島に着きましたが、車両自体はいつものN700系。そこで、九州新幹線の初代車両である800系を3枚ほど鹿児島中央駅で撮ることにしました。この駅はホームドアが付いていますが、かわすのは意外に簡単です。運良く800系トップナンバー編成がやって来ました。


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こちらはヘッドライトが丸くなった後期車で、側面の赤帯にも少し差異が見受けられます。ところで、800系の初期車は製造から20年が経ちましたので、さすがに遠からず置き換えの話が出てくるのではないかと思います。西九州新幹線で使用されているN700S系がこちらにも投入されるかもしれませんね。


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何だか知りませんが、ディズニーのラッピングが付いた編成もやって来ました。周囲にスマホやコンデジを持つ人がたくさんいたので、だいぶ人気なようです。後で知りましたが、公式ウェブサイトに運用情報が載っているのですね。


2.在来線
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こちらはキハ47を改造した特急「指宿のたまて箱」です。別に所要時間を大幅に短縮するわけでもなく、リニューアルしたとはいえ所詮ガタガタのキハ40系ですから、私としてはこれに高い特急料金を払う人の気が知れないのですが、外国人観光客が楽しそうに乗ったり写真を撮ったりしておりました。


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実は初めて見たキハ200系。同系は赤いイメージで、福岡近郊を走っている印象だったのですが、どうやらそれはかなり古い知識だったようです。指宿枕崎線にもかなり早い時点で投入されていたそうな。NANOHANAの文字がどう見てもヴァンダリズムですね…(笑)


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最後にEF81が牽引する貨物列車。451と写真の452号機は1980年代の他の電車らしく、灯火類をボックスに収めて前面下部に配置したスタイル。あまり見栄えは良くないものの、2機だけの珍しい形態です。JR貨物のEF81も引退が見えてきたので、一応軽く撮っておきました。


鹿児島の撮影はこれにて終了。実は路面電車も数枚撮ったものの、特に個人的に面白いと思える電車がなかったので、ブログには載せないでおこうと思います。

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【京急】エアポート急行と1500形、まとめてさようなら?

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11月22-24日、1500形1525編成に「さようなら エアポート急行」のヘッドマークが掲出され、新1000形1481編成と連結して運用に入りました。1500形4両編成が急行運用に入ること自体が少々珍しい上に、引退まで秒読みとなっています。そして記念の看板が掲げられるとあって、連日非常に多くの鉄道ファンで賑わいました。ヘッドマークは昭和レトロなフォントがかわいらしいですが、実際の登場は昭和どころか平成の後半でした。
私は初日の朝に、無難な編成写真とヘッドマークの写真だけ1枚ずつ撮って終わりにしました。ちなみに、2日目は人身事故によるダイヤ乱れ、3日目はそもそも昼過ぎに運用終了とあって、意外に撮影や乗車のチャンスは多くなかったようです。


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エアポート急行の名称変更については様々な意見があるようですが、確かに「逗子・葉山→神奈川新町」のような、空港に全く関係ない列車が「エアポート」を名乗るのはいかがなものかと思っていました。最初から種別ではなく「羽田空港」の行先表示に飛行機マークを入れておけば済んだ話なので、あまり褒められたものではありませんでしたね。
もっとも、同種別が登場した2010年から毎日のように京急を見てきた身としては、慣れ親しんだ「エア急」という呼び名が無くなって違和感があります。駅の電光掲示板にも、新旧両方の名称が混在し、一部の駅員や乗務員が取り違えるなど、少々混乱が見受けられます。とはいえ、大した問題があるわけではないし、すぐに慣れることでしょう。


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私は、1999年以前の急行を憶えている世代です。あの頃とは停車駅が大きく異なりますが、蒲田以南に急行が戻ってきたのを見て少々懐かしい気もします。ただ、あの頃は1000形と800形の印象が強く、1500形以降の車両はあまり記憶に残っていません。それもあって、今改正で登場した急行は以前と全くの別物ですね。


さて、新1000形1701編成が先日落成し、1500形4両編成は全廃間近。それもあって、今回の1525編成のヘッドマークには、車両の引退を記念する意味合いも含まれているようにも思えました。2016年に大師線を走った2000形2451編成を想起させます。
ただ、1701編成は今のところ営業運転開始には暫くかかりそうな雰囲気なので、1521編成と1525編成はもう少し走り続けることが出来そう。「さようなら エアポート急行」が最後の花道になる可能性も十分ありますが、最後にもう1つ何かあると嬉しいですね。



ところで、今月は今日を含めて全ての金曜日に記事を投稿する予定です。それでは皆様、また来週。

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【JR西日本】伯備線特急盛り合わせ

先日、最近話題の特急「やくも」などを撮りに、島根・鳥取両県へ足を運びました。以前から行きたいと思いつつ、仕事が忙しくて順延の連続でしたが、じっとチャンスを待ってようやく出かける機会を得ました。1泊2日でしたが、JRを撮りつつ出雲そばや松江城の観光なども楽しむことが出来ました。


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撮った写真を全部並べても冗長なので、抜粋して幾つかここに載せておきます。まずは斐伊川を渡る国鉄色の381系。ここは他にも「スーパーまつかぜ」等の特急列車や普通列車も一定間隔で通るので、思ったよりは退屈しませんでした。


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一通り観光後に夜の松江駅へ。こちらはお馴染みの「ゆったりやくも」です。趣味的には大して面白くないかもしれませんが、こちらも置き換え対象ですから、今の内からカメラを向けておいて損はありません。


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キハ126系はあまり精悍とは言えないデザインで知られているものの、たまにラッピング車両があって、多少は退屈が紛れます。キハ40系も頻繁に見かけましたが、岡山でもよく目にするので、正直面白みはないですね。


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「スーパーやくも」色の381系で、パノラマグリーン車を先頭にした姿。「くろしお」「雷鳥」と違い、「やくも」はパノラマグリーン車が思いの外少なく、ちょっと意外に感じました。この他にここで「サンライズ出雲」も撮りました。


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米子で一泊し、次の日は早朝から根雨へ。駅から濃霧の中をわざわざ1時間かけて歩き、「サンライズ出雲」を撮影。ちなみに車で行かれる方は、駐車場所に相当気をつけないと、かなりの高確率でパトカーがやって来ます。私みたいに、物好きで駅から歩く人にとっては関係のない話ですが。


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根雨駅の方へ戻って「スーパーやくも」編成。雑草が伸びているのではないかと懸念しましたが、意外と大丈夫でした。ちなみに、この編成の反対側はスケジュールの都合で撮れなかったので、またいずれ岡山近辺で狙いたいと思います。


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本命はこちら。この場所で「やくも9号」が撮れるのは冬場ですが、日本海側の山沿いということもあって晴天の日は少ないですから、意外と狙いにくい存在です。私にとって恐らく最後の国鉄特急色の撮影、個人的には満足です。


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ところで、この場所はアウトカーブ構図の方が人気のようですが、私は先頭車化改造された115系を以前から撮りたかったこともあり、インカーブの方を選びました。この不格好な姿、あまり人気がないようですが、私は嫌いではありません。


「スーパーやくも」と国鉄色の編成は、固定運用故に狙いやすい反面、撮影可能な場所が限られるという難点もあります。今回は有名撮影地ばかりを回りましたので、他の撮影者と似たり寄ったりな写真にはなりましたが、自分の手元に残すことに意味があると考えております。
平日だからかそこまで撮影者は多くなく、待ち時間も和気藹々と過ごすことが出来ました。あとは今月登場した緑色の編成を撮りに、岡山県内へもう一度出向く必要がありそうです。

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【上毛】最古参電車、現役さながらの姿

去る10月22日、上毛電鉄で「感謝イベント2023」が開催されました。これに合わせて、動態保存車デハ101が西桐生駅と中央前橋駅で展示されましたので、その回送列車を撮影しに行きました。両駅での展示時間は事前に公開されていましたので、とりあえず始発の新幹線に乗って向かえば撮影出来るのではないか…と適当に考え、半ば「当たるも八卦当たらぬも八卦」の状態で出向いた次第です。


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粕川を渡るデハ101。1928年製の御年95歳ながら現役で、路面電車を除けば日本最古の電車とのこと。こちらは非貫通の前面で、ほぼ登場当時のままの姿と言えましょう。以前は一般客を乗せて走ることもありましたが、コロナ後は専ら貸切列車としての運行となっており、以前よりは見る機会が減ったように感じます。


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デハ101が西桐生で展示されている間は、大胡に立ち寄って車庫内を簡単に見学しました。食べ物の屋台が出ていたり、地元の高校の吹奏楽部が演奏していたりと、ちょっとしたお祭りになっていました。デハ104は撮影に不向きな場所に置かれていました。


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デハ101の反対側の前面には、1950年代半ばの更新工事の際に貫通路が設けられています。オリジナルではないものの、旧型国電を少し想起させるので、私は嫌いではありません。「中央前橋行」のヘッドマークを出したのは嬉しいサプライズで、現役さながらの姿でした。


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待っている間に700形も撮影。京王3000系のお古で、来年からは元日比谷線03系による置き換えが進むでしょうから、今のうちに撮っておきたい車両です。特に、私は幼少期に井の頭線の近くに住んでいましたから、大変懐かしく感じました。前面窓が側面まで回り込んでいない初期のスタイルを見るのは、20年以上ぶりでしょうか。


帰りは赤城から「りょうもう」に乗って帰宅。撮影者もそこそこいたとはいえ、都市部のような異常な人出には遠く及ばず。一日中快晴で撮りたいものも撮れたので、早起きして出かけた甲斐がありました。最近は各地で動態保存車が物理的限界を迎える例が相次いでいますから、保存車といってもいつまでも残るとは思わない方が良いですね。とはいえ、デハ101は上毛電鉄にとって特に特別な存在ですから、末永い活躍を期待したいです。


おまけ
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ご一緒したファンの方から教えて頂くまで気づきませんでしたが、ここでは臨時列車の1本前の定期列車に赤い表示を出すそうな。「ワンマン」の右に、地味ながら赤い何かが掲出されています。対向列車の運転士や駅員に、もう1本電車が来る旨を伝えるのが目的でしょうか。

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【京急】新車とエア急+α…手遅れにならぬうちに

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ここ最近は晴天と自分の予定と撮りたい電車の運用がなかなか噛み合わず、歯痒い思いをしている毎日ですが、何とか数枚写真を撮ってきました。まずは先月に登場した新1000形1501編成で、足回りが綺麗なうちにと思っていたところ、既に若干怪しくなっておりました。
1501の番号は、先代1500形の廃車から半年足らずで再利用されることになりました。番号再利用自体は珍しくないとはいえ、この短期間での復活は他に例がないのではないかと思います。


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エアポート急行の運用に入る1501編成。昨年のダイヤ改正でエア急が半減してしまったせいで、特定の編成が運用に就く姿を捉えることは難しくなりました。ひとまず夜の姿で妥協しておくこととします。ところで、文庫駅はホームドア設置で停止位置が若干ずれましたから、これもある意味過渡期の姿ですね。


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オマケは最後の力走を見せる4両編成の1500形。1521編成と1525編成は、以前から比較的本線で見かける機会が多かったので、珍しい感じは正直全くしませんが、ひとまず来たものは撮っておきました。

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