ウェールズの観光鉄道+α

ウェブサイト「ガラクタのカタログ」に新しい記事を2本追加し、既存記事の一部も更新しました。
かの国は、昨日首相閣下が最短在任期間を大幅に更新する歴史的な偉業を成し遂げましたが、それはさておき。

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今回はウェールズ旅行の時に訪れた3つの観光鉄道について記しています。観光鉄道は、ウェールズに限らず全国的にたくさんあり、当初から観光資源として建設されたものから、国鉄の廃線跡を活用したものまで様々です。私が訪れたLlandudno及びLlanberisでは、100年以上の歴史を誇る車両又は路線があり、非常に楽しいものでした。日本でも嵯峨野観光鉄道などが有名ですが、こういう観光路線は鉄道ファンでなくても楽しめる存在です。

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また、ウェールズを中心にイギリスの田舎でときおり見かける"Request Stop"についても少し書きました。その名の通り、乗降する客がいないと通過する駅のことで、日本でも数十年前までは大手私鉄にもあったようですが、今では私のように見たことがないという人の方が多いでしょう。偶然そんな駅から列車に乗る機会があったので、ちょろっと写真を撮っておりました。


以前より述べているように、この2本の記事をもってウェブサイト更新は一区切りとなります。既に掲載した記事に最新情報を反映させる等の手直しは今後も続きますが、新記事の更新はひとまずおしまい。気づけば帰国から3年以上が経ち、あの日々はすっかり思い出の彼方になりました。次に大きく更新するのは、いつの日になるやら…
なお、「日本の鉄道 絶滅危惧車」の特集は今後も細々と続きますので、暇な方はたまにアクセスして頂けると嬉しいです(笑)

スコットランドとウェールズの思い出

今日はウェブサイト「ガラクタのカタログ」に2本記事を追加したほか、一部の既存記事を少し修正して最新情報を反映しました。

今回の内容は、3年ほど前にこのブログでもご紹介した、スコットランド及びウェールズ旅行の合間に撮ったナショナルレールの列車です。観光の片手間に撮っただけなので、いつもの順光編成写真ではなく、雰囲気を味わう程度にしか撮影出来ておりませんが、どうぞご笑覧ください。

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まずはスコットランドの列車。と言っても、私はエディンバラにしか行かなかったので、内容は控えめとなっています。グラスゴーだともうちょっとバリエーションが増えるのですが、この時はそっちまで足を伸ばす余裕はありませんでした。

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続いてウェールズでは、今でこそ新型気動車の大量投入で近代化が秒読み段階に入りましたが、当時は古い国鉄形車両ばかり。更に日本ではとうに姿を消した、短い客車普通列車も現役で、ちょっと懐かしさと新鮮さが入り混じったシュールな光景が広がっておりました。


ちなみに、ウェブサイトの記事のストックはあと1回分しか残っていないので、10月をもって更新は一区切りということになりそうです。本当はもう一度渡英してあれこれ撮ろうと計画を立てていたのですが、コロナとウクライナ情勢に加えてあっちの経済は極めて厳しい状態にあることから、最早行ける見込みは無くなってしまいました…

英国版ドクターイエロー+α

ウェブサイト「ガラクタのカタログ」に2本記事を追加し、一部既存記事をアップデートしました。今回はイギリス版ドクターイエローと、貨物列車の話を少しだけ載せました。

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先日、南海の小原田検車区で入換列車の脱線事故が話題になりましたが、イギリスでは入換・営業列車を問わず脱線事故が月に数回発生するなど、今なお安全性に大きな問題を抱えています。それでも、日本のドクターイエローに似たインターシティ125改造の検測車が全国を定期的に走り、何とか重大事故を未然に防いでいます。帰国前日の深夜に撮影する機会があり、形式写真を撮ることも出来たので、ごく簡単に1両ずつ取り上げました。ただ、意外と信頼出来る情報がなかなか見つからなかったので、もし間違いがあったらご教示いただけますと幸いです。

Class 59
イギリスの貨物列車の写真もアップしました。私は日本でもあまり貨物を撮らないものですから、イギリスの貨物列車はほとんど撮っておりません。それでも、何かを待っている間に数本やって来たのをカメラに収めるくらいはしましたので、ロンドン近郊でお目にかかる貨物列車がどのようなものか、少しは雰囲気が分かるかと思います。


今回の更新はこんなもんでしょうか。梅雨入りしたし、最近は色々と忙しいので、なかなか電車を撮る機会がありません。どうしよっかなー…。

チルターン本線+α

ようやくカメラを握る機会があったのですが、その話は一旦後回しにいたしまして、今日はウェブサイトの「イギリス鉄道撮影・旅行記」に2本記事を追加しました。今回もロンドン近郊のややマイナーな幹線の話となっています。

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1つ目はチルターン本線。需要の高まりにより2010年前後から本格的に幹線としての復活を果たし、バーミンガムやオックスフォードなどとロンドンを結ぶ列車などが運行されている反面、首都のど真ん中を走りながら非電化というちぐはぐさが魅力的です。そして、今や夜行を除けばロンドン最後の客車列車が走る路線となりました。また、ロンドンから北西方向に通勤列車も走っており、一部は地下鉄メトロポリタン線と並行しているので、見たことがある方も多いかと思います。


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2つ目はロンドン東部方面へ伸びる通勤電車を3路線集めました。いずれも観光客はおろか、在住者でもあまり聞いたことのない町を走りますので、知名度が低いエリアです。実はここにも最近他所から比較的新しい電車が転入しおり、国鉄最末期に投入された電車たちも少しずつ廃車が進んでおりますので、多分もう数年経てば懐かしの一コマになるかと思います。


なかなか国際情勢が好転しない上に、最近はちょっと円安が進み過ぎているので、イギリスはまた遠い国になりました。円の実効レートが1970年代以来の低下と叫ばれていますが、イギリスはEU離脱も相まって深刻なスタグフレーションがほぼ避けられない状態となっており、既に生活水準の低下は1956年スエズ動乱以来のレベルとされています。日本の経済力低下が云々と金融アナリストたちが煽り立てていますが、早晩イギリスを始めヨーロッパも経済力を大きく落とすのは確実で、日本は相対的に持ち堪えることでしょう。ということで、私は焦らずにじっくり機会を待つことと致します。それにしても、名指しこそしませんが、「政治や経済状況が日本よりも悪い先進国は存在しない」と言い切った某銀行系証券会社のアナリストさんや都内の某大学の教授は、一体何をして飯を食ってるんでしょうかね。


それはともかく、前回と今回の更新はちょっとマニアックな方向に振り過ぎた感があるので、6月はもう少し違う話題を探したいと思います(笑)

ロンドンから南部への通勤電車ほか

ウェブサイトの「イギリス鉄道撮影・旅行記」に3本記事を追加しました。今回はいずれもロンドンから南部へ向かう列車が主体となっています。


1つ目はSouth Western Main Lineのお話で、ストーンヘンジを見に行く際に利用する日本人観光客が一定数いるかと思います。面倒くさいのでSWMLではなく南西本線と書きましたが、ここは多種多様な電車と気動車が行き交い、見ていてなかなか楽しい区間です。国鉄の通勤電車も多く走っていましたが、パンデミックによる需要減少もあってクラス456電車は一足早く引退、クラス455電車も運用から離脱する編成が続出し、間もなく全て新型電車に置き換えられる予定です。

2つ目はブライトン本線。あまり日本人観光客には馴染みの無い路線かもしれませんが、保養都市ブライトンとロンドンを結んでおり、中間にはガトウィック空港もあります。車両面では南西本線ほどのバラエティーはないものの、長大な気動車普通列車も相まって意外に見るところがある印象です。なお、この記事ではブライトン近郊のローカル輸送に使用される、最古参のクラス313電車についても取り上げました。

3つ目はThameslink。ロンドンを縦断する通勤・中距離電車で、日本で言うところの湘南新宿ラインに近い存在かと思います。これも短期滞在者には関係ないかもしれませんが、ロンドンにいると結構な頻度で見かける車両かと思いますので、こちらで少しだけ取り上げてみました。アヒルのような外観のクラス700電車が少し可愛らしいですね。


今回の更新は以上です。そういえば、このウェブサイトを立ち上げたことは週に2-3件のアクセスがあれば良いなと考えていたところ、最近では毎日コンスタントにご覧頂けているようで、ありがたい話です。これからもマイナーなお話をチマチマ載せていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
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