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最近の鉄道写真撮影

既に何度か書いておりますが、この国は冬になると基本的に晴れ間というものがほとんど存在しないので、順光主義の私にとってはなかなか遊べない季節です。稀に晴れると、日光を浴びつつ運動をしつつ、カメラを持って数十分ほど趣味活動に勤しんでおります。せっかくなので、一応先月から先週にかけて撮った写真を雑多に並べてみましょう。



(1) Liverpool Streetでのバルブ撮影(もどき)

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先日の記事でチラッと写真を載せたのですが、Liverpool Street駅に来る車両は、国鉄時代に製造された吊り掛け駆動の旧型電車が大半で、日本で言えば旧型国電が最後の輝きを放っていた1970年代の趣が残っています(音だけなら)。この駅では不格好な国鉄電車がたくさん発着しており、上の写真のように時々客車列車も入ってきます。
計画では今年から来年にかけて新車の大量投入が予定されているので、国鉄形車両の楽園も長続きはしないかもしれません。まあ、どうせ計画は年単位で遅れるだろうと思いますがね。この国のことだからね。


(2) 夕方のSouth Western main line

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年明けにポストを撮った帰り道、よく晴れていたのでちょっと寄り道してSouth Western Railwayの写真を3枚ほど。イギリス南部の路線は第三軌条で電化されている例が多く、一見非電化路線かと錯覚します。これはクラス444という名前で、日本では絶対に付けない番号ですね(笑) 何となく見慣れた雰囲気かと思いましたが、2004年登場なので私が住んでいた時代より後にデビューしたようです。この塗装は割と好きです。

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お顔だけ見れば瓜二つのクラス450。コイツは2002年登場で、Salisburyに行く時に乗った記憶があります。この塗装も悪くはないのですが、ちょっと鮮やか過ぎるかなあ…。日本でこんな色合いの電車ってあったっけ。

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クラス159…おや、正真正銘の気動車が姿を現しました。このグループは基本的に地方路線の普通列車に運用されるので、6連の長編成を組むのはちょっとした迫力です。キハ40系の6連に比べるとインパクトはずっと弱いけど。

もうちょい撮ろうかと思ったのですが、ビル影がせり出して終了。ちなみに光線の具合から夕方に見えますけど、実は午後2時過ぎなんですよね…北国の冬は滅多に晴れないし、晴れたとしても日が短いです。


(3) Oxfordで1枚

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Oxfordからの帰りがけに駅で撮ったクラス220。これは16年前にイングランド中部で当たり、新型車両だと大喜びした記憶があります(乗り心地は大したことなかったけど)。しかし曇天かつ日没間際な上に、元々の塗装が映えにくい色なので写りが悪いですね。灰色を基調としたCross Countryの塗装は、晴天下じゃないと発色が残念なことになります。


(4) 10日ぶりの快晴

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滅多にない青空!雲一つない青空!こんな天気をみすみす捨てるのはもったいない…ということで、カメラを掴んでちょいとお出かけ。Canterburyに行った際に撮った電車群ですが、きれいに編成写真を撮り直せて大満足です。まずはクラス465で、私にとって最も馴染み深い外観の電車です。この顔とこの音が素晴らしい(但し足回り未更新に限る)。

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同じクラス465でもメーカーが異なり番台区分が変わると、同じ形式でも結構な差異が現れます。日本でも英国でも、通勤電車というのは細かいところにこだわると途端にオタクの沼に嵌まっていきます(笑)

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クラス375…製造時期的にも両数的にも、このシリーズは「ロンドンのE231系」と呼ぶのが適当だと勝手に思っている形式です(笑) この国の鉄道車両は基本的に前面が黄色いので、側面の塗装は濃い色の方が良いと思います。

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比較的新しい形式でも、製造時期によって差異が見られます。特に前照灯は雰囲気をガラリと変えますね。ただ、このボンバルディア製のエレクトロスターシリーズは、基本的に何をどうしてもダサい顔という第一印象を払拭できておりません。何がいけないんだろうなあ…馬鹿でかい貫通路か、古臭い前照灯デザインか。全部か?


(5) Victoriaにて

ターミナル駅の場合、屋内のため昼間でも暗いホームが多いので、バルブ撮影(もどき)が出来ます。カーブや短い屋根のせいでうまく撮れないことが多いのですが、ここのホームは直線で外の光も差し込まないので、撮影には悪くない場所だと思います。走行写真は春以降に天候が良くなってからのお楽しみということで。

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Southernのクラス455。この前面デザインはなかなか残念な出来栄えで、「全英ぼくが選ぶダサい電車選手権」の優勝候補です。更新工事で不細工ぶりに磨きがかかった印象で、どうも大きくて丸い前照灯というのが良くないみたい。

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お隣に停まっていたGatwick Expressも1枚。昔はもっと不格好な電車だったけど、今はクラス387で運用されているのですね…でも不細工な顔は相変わらずです。Gatwick空港は17年前にアリタリアに乗る際使いましたが、元々ロンドン中心部から南にかなり離れているので、Cambridgeからだと更に遠くて大変でした。

クラス377も撮りたかったのですが、対向列車や留置車両が絶妙な位置に停まっており、残念ながら1枚も撮れませんでした。まあこの路線の最大勢力なので、日を改めてまた見に行くとしますかな。

ところで、カメラを持ってホームを歩いていると、駅によっては頻繁に駅員に声を掛けられます。大半は親切心から「君、ホーム分かる?」と聞いてくるだけで、「ありがとう、でも電車を撮りに来たのでまだ乗らないの」と言えば終わりですが、たまにネチネチ言ってくる人がいるのは日本と同じですね。「有効な乗車券は持っている」「乗客や職員は写していない」「お目当てを撮ったら撤収する(但しすぐとは言わない)」と言えばそれ以上何も言われませんが。


(5) ダイヤが乱れた日の寄り道

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信号故障という恒例行事でCircle線の本数が大幅に減っていた日、駅員の案内に従って迂回する際に降りた駅が何となく撮れそうだったので、S7ストックにカメラを向けてみました。私は日常的にCircleないしHammersmith & City線に乗るので、多分ロンドン地下鉄の中でS7形が最も多く乗った車両になると思います。デザインは別に良くも悪くもないですが、ロンドン地下鉄初の冷房付き車両で乗り心地も割と良く、個人的には結構好きかも。


最近の趣味活動はこんな感じ。サマータイムに入らないと、撮影にはちょっと厳しいシーズンが続きそうです。

オックスフォードへ

先日はちょっとオックスフォードへ足を伸ばしました。OxfordはCambridgeと並ぶ世界有数の大学町として有名ですが、町の雰囲気は結構異なります。Cambridgeは町から大学を取り除けばほとんど何も残らないのではないかと思いますが(←酷い言い方)、Oxfordには工業地帯があります。そもそも町の規模自体、Oxfordの方がずっと大きいのです。

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Oxfordを訪れるのは約15年半ぶりでした。今回はロンドンから汽車に乗れば1時間なので気楽なものです。以前はPaddington発着でしたが、今回はMaryleboneから。多分15年半前には無かったルートだと思います。

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まずは例によってCity Centreをざっと一周。Cambridgeと違って明らかに人の数が多いし、街並みからも規模の大きさが伝わってきます。真ん中の建物はなかなかの傾き具合だったのですが、写真が歪み過ぎているので伝わりませんね。

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地図を読む向きを誤って無駄にたくさん歩いた後、The Church of St Mary the Virginへ。ここでも塔に上って街を見下ろしたかったのですが、凄まじい長蛇の列だったので断念。

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続いて溜め息橋をチラ見。ここは記念写真の定番撮影地で、公道の上にある渡り廊下っていうのはちょっと珍しいですが、Cambridgeの溜め息橋を知っているのでぶっちゃけ物足りない(笑)

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ほら、ほらほら。川の上に架かっているこっちの方が立派だぞ!インパクトは段違いだろう!!!まあ、あんまり言うと本家ベネチアの人に怒られそうなのでこのくらいにしときます。

溜め息橋近くのBodlenian Libraryのツアーに申し込もうとしたのですが、何と全てのツアーが早朝で売り切れてしまったとのこと。団体客がたくさん入ったことと関係しているのかな?ここは以前来た時も年齢が低すぎて入れてくれませんでしたので、ぜひ今度こそと思ってきたのですが…これは大変残念でした。

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この次はChrist Churchへ。ここは日本人観光客がやたらたくさんいた上に、修学旅行の高校生ご一行様が押し寄せて大混雑でした。この時間帯に中にいた見学者の半分以上は日本人だった気がする。

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このホールは、あのハリー・ポッターの映画でたびたび登場する、ホグワーツの大広間のモデルになったところです。日本人に人気なのも頷けますね。ただ、観光客が大いに増えたためか、見学ルートは一方通行に制限され、係員がさっさと進めとひっきりなしに声をかけていたので、少々窮屈でした。もうちょいゆっくり見せてほしかったなあ。

ちょっと一休み
15年半前は椅子に座らせてくれたし、しばらく立ち止まってあれこれ見ることも出来たのですが、ちょっと有名になり過ぎたかな?2枚の写真を比較しても、明らかに見学者の数が違いますね。

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ちょっと川べりに足を伸ばしてテムズ川を眺めました。ここからロンドンへクルーズ船に乗ることも出来るらしいですね。どれくらい時間(と金)がかかるのか知らないけど、夏場なら楽しそうです。

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帰りがけに商店街みたいなところ(名前を忘れた)をざっと冷やかして帰りました。ここOxfordは、『不思議の国のアリス』の著者であるルイス・キャロルゆかりの地ですので、このように『アリス』にちなんだものが散見されます。しかしこの兎は結構怖いですね!この町には、アリスショップという小さな店もありますが、当然ながら売っているものは女性向け。男一人では特に面白くなかったです(苦笑)


とりあえずざっとOxfordのメジャーなところは一通り簡単に見られたかな。図書館のツアーに参加できなかったのは実に残念でした。全部でこの町には4時間半ほどしかいませんでしたけど、もうちょっと長くいたいという気にはならなかったですね…。ということで、もう一度ここに来るかどうかは微妙なところです。
ここの大学を出た旧友が2人いるので、いずれ折を見て彼らに話を聞いてみようかと思います。まだ何か見逃しているものがあれば、もう一度足を運ぶかもしれません。ロンドンから近いしね。え?なぜ今回行く前に聞かなかったのかって?急に思い立ったので聞く暇が無かったのであります。


<おまけ>

Oxfordへの行きがけに、ちょっとしたトラブルに見舞われました。私はMaryleboneでOxfordまでの往復切符をくれとはっきり言ったのに、寄越した切符にはBicester Villageの文字。どこの駅か知らないので不安になり、他の駅員にもこれが正しい切符かどうか何回も確かめたら、大丈夫だという返事。しかし実際は旅程の一部しかカバーしておらず、検札時に乗り越し清算を請求されました。車掌と口論しても仕方ないので一旦引き下がり、帰りにMaryleboneで苦情を言ったら、すぐに追加徴収分を返金してくれました。
冷静に考えると、車掌が乗り越し清算扱いしてくれたのは、運が良かったのかもしれません。この国では乗り越し清算という概念が基本的に存在せず、有効な乗車券を所持していない時点で不正乗車になります。もし車掌が私の話を聞かずマニュアルに則って処理した場合、私は数十ポンドの罰金を払う羽目になったことでしょう。もちろん、その場合も正式に抗議したと思いますが、非常に面倒くさいことになったのは間違いないでしょう。

冬休み最後の一週間、鉄道に振り回された日(々)

冬休みはもう終わってしまいましたが、先日書きそびれた休暇終盤の話を書いてみます。この1週間は鉄道に関するゴタゴタによく巻き込まれた印象です(撮り鉄ネタではありません…一応念のため)。


<1. 意味不明な表示の地下鉄>

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※写真はイメージです
何気なくCircle線に乗ろうとしたところ、やって来た電車は"District line" / "All stations" / "Ealing Broadway"と表示しており目が点に。Ealing BroadwayはDistrict線の終着駅の1つで、Circle線内で表示するのは明らかな誤り。"All stations"という種別表示も完全に場違い。一体この電車は何線でどこに行くのか全然分からず、ホーム上も車内も乗客は大混乱。しかも運転士が「この電車はDistrict線Ealing Broadway行きです」などとグチャグチャの間違った放送をする始末。単に機器の誤表示を棒読みしているだけなのか、それとも乗務している路線をきちんと把握出来ていないのか…。

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※Baker Streetにて
駅の発車案内はこの体たらく。電車の行先案内が狂っているので、何の解決にもなっていません。鉄道オタクの私は、「車両がオールロングシートのS7ストックな段階で、Hammersmith行以外あり得ない」とすぐ気づきましたが、ドアが閉まるまでの10秒以内にこの答えを出すのは容易ではありません。正真正銘のDistrict線始発駅でもあるEdgware Roadでは、更なる大混乱を引き起こしたことでしょう。絶対にDistrict線の電車だと信じて乗っちゃった人がいたと思います。

えー、ロンドン地下鉄の路線図をご存じない方のために要約しますと、「別にダイヤが乱れているわけでもないのに、行先及び路線の表示が全く狂っており、しかも運転士がそれに気づかず平然と間違ったアナウンスをしているので、恐らく乗った後に『話が違う!』と慌てた人が相当いたんじゃないか」ってことです。以上!


<2. 遅延と運休の洗礼>

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この国の鉄道が全然まともに動かないのは今に始まった話ではありませんが、久しぶりに大きな遅延に巻き込まれました。寒いなー早く電車来ないかなーと思って発車案内を見れば、私が乗ろうとしている列車だけに"Delayed"の表示。何が厄介かって、いつ来るのか見当がつかないところです。これは遅延時分が確定していない時に出る表示なので、5分かもしれないし50分かもしれません。手元のアプリで走行位置を見ていましたが、3分ごとに遅延時分が5分ずつ増えていったので、こりゃ駄目だろうなと思っていたら案の定。当該列車は始発駅から1駅(所定3分)で早くも運休になり、後続列車を30分も待つ羽目になりました(もちろん運休理由の説明は一切無し)。私には遅延を間一髪回避する第六感があり、日本でもロンドンでも随分これに助けられたものですが、ここに来て遂に悪運が尽きました。
ちなみにイギリスでは、30分以上の遅延で払い戻しを請求出来るので、試しに申請してみました。返ってきたところでどうせ2ポンドちょいですが、何事も経験です(笑) 《1/14追記》返金はされましたが、後続列車に乗ったと仮定して29分しか遅延しなかったという扱いにされ、たった1ポンドしか返金されませんでした。当該後続列車も15分以上遅れたのに、その点は計算に入れられなかったようです。もう1ポンド返金額を増やすために電話口で抗議するのは割に合わないので、これで引き下がりますけどね。


<3. 冷や汗の乗り換え>

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普段から不用意に怪しいエリアへ近づくことはしないように心がけていたつもりですが、先日やむを得ずElephant & Castle駅を利用しました。ダイヤ乱れに加えて乗り換えの計算を誤って時間に遅れそうだったため、本当に仕方なく使った次第です。ロンドンに住んだことのある方なら誰もがご存知かと思いますが、ここは今も昔も甚だ評判が悪い地区です。私はただ昼間に電車を乗り換えるためなので最低限しか歩かず、しかも幸い周囲にはフツーの白人(イギリス人)が何人もいたため比較的安心出来ましたが、ショッピングセンター1つとっても雰囲気が異質で居心地はとても悪かったです。

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そうは言いつつ、2枚写真を撮る余裕くらいはありました。いくら危険な地域とはいえ、男性が昼間に大通りを歩いている分にはそうそう変な目に遭わないと思いますが、多分5分以上歩いたら本格的に冷や汗をかくと思います。多分もう一生ここに来ることはないでしょうから、ある意味良い経験になりました(笑)

実は下の駅名標の写真等にもあるように、たまに少々怪しい地区に片足踏み込んではいるのですが、この辺はいずれも乗り換えのみであり改札口は出ていないのでセーフ。しかしElephant & Castleは乗り換えだけでも少し緊張しました。


<4. オイスターカードのペナルティ>

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オイスターカードは日本のSuicaやPASMOと似ていますが、非常に不親切なシステムとなっています。銀行のキャッシュカードでも代用できるのは良いところなのですが、機械の反応が鈍いくせに、タッチミスをすると問答無用で罰金を引かれるのは有名な話。また、ゾーンごとに時間制限が設けられており、これを超過してもペナルティとなります。その金額は入場駅及び出場駅双方からの最大運賃を引き落とすというもので、一般料金であれば10ポンドほど持って行かれるのです。下手するとオイスターカードの残金がマイナスになるので結構焦ります。

この時間超過が予想以上に曲者で、いったん駅を降りてもある程度時間を空けないと、通しで計算されてしまうことがあります。先日私はBayswaterで出場し、しばらく買い物をした後にQueenswayから入場したのですが、連続利用と見なされて一番最初の入場駅からの時間制限が適用されてしまい、超過扱いで7.40ポンドも引かれてしまいました(本来は3.20ポンド)。いくら両駅がご近所とはいえ、路線が全然違うし乗換駅でも何でもないのに、何故別々に計算してくれないのか理解に苦しみます。幸い、メールでクレームを入れたら翌日には返金してくれましたけどね。

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ちなみに、二重タッチは基本的にそこまで問題ないようです。私はStratford駅に降りた際、自動改札機設置駅であることを失念して構内の読取機にタッチしてしまい、結果として二重出場となったのですが、問題なく処理されました。つまり、迷ったらとりあえずタッチしておいた方がペナルティの危険は低いと言えそうです。


<5. オイスターカードの検札>

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※オイスターカードの読取機は通常黄色だが、郊外ではピンクのものを時々見かける。言わば乗換駅の中間改札的な存在。なお本文には直接関係なし。
Overgroundで抜き打ちの検札に遭遇しました。元々この国は信用乗車方式(駅に改札口を設置せず、その代わりに頻繁に検札を行なって不正乗車を防ぐ方法)を採っていましたが、郊外電車でも近年急速に自動改札機の普及が進み、逆に検札はあまり行なわれなくなっています。DLRの各線では頻繁に来ると聞いていましたが、Overgroundで当たるとは意外でした。係員が単にPlease, pleaseとしか言わないので、一瞬物乞いが乗って来たのかと思ったくらいです(汗)
検札時は、紙の切符なら見せるだけ。オイスターカードのやコンタクトレスのカードを使用している場合は、係員が端末でチェックします。といっても、この端末は某JRのように入場駅まで読むわけではない模様。調べてみると、端末にかざした際に有効な入場記録がある場合はそのまま、無い場合や制限時間を既に超過していた場合は80ポンドを差し引くという仕組みのようです。実際にはもう少し複雑なシステムとなっていますが、まあここだけ覚えておけば大丈夫でしょう。不正乗車時は罰金に加えて刑事訴追される可能性があり、その旨を記したステッカーを至る所で目にします。


<6. ラウンデルの収集>

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ロンドン地下鉄のロゴのデザインは世界的にも評判が良く、駅名標もなかなか可愛らしく出来ています。そこで、私も降りた駅の駅名標は全部写真を撮ることにしました。全駅コンプリートしようという気はさらさらなく、単に降りた駅と乗り換えで使った駅を集めていますが、何と気づけば70駅近くに達しております。帰国までにどこまで増えるか楽しみです。ただ、都心部の駅はほとんど網羅してしまったことだし、3桁の大台に乗るかどうかは微妙なところです。


こんな感じで冬休みは完全終了、しばらくは遊びもお預けかな。かなしいな。

冬休みの落穂拾い

冬休みも残すところ4日となり、徐々に通常運転に戻しております。休暇中はBathやCambridgeに足を伸ばしたほか、近場をうろついてそこそこ楽しくやっていたので、日記を辿りつつ取りこぼしたネタを幾つか書いてみます。



(1) ウェストミンスター徘徊

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ビッグベンが工事中というのは知っていたので、わざわざ見に行く意味もないと思っていたのですが、散歩がてらに一度だけ足を運んでみることにしました。この有名な時計台は深刻な老朽化のため、2017年夏から4年間の予定で補修工事が進行中で、その間は一部の日を除き鐘を止めています。工事関係者は耳当てを付けて作業するわけにいきませんからね。
この鐘のメロディは学校のチャイムにも使われていることから、日本人にとっても大変馴染み深いものです。私もこれがとても好きで、生で聞けないのは残念です。不気味な音程のクレムリンの鐘よりずっと好感が持てます。

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工事が完了するのは恐らく2022年くらいでしょう…どうせ予定通りに進むわけがないので。しかし、160年の歴史の中で足場に囲われている期間は僅かですから、こんな姿もある意味では貴重と言えなくもありません。とはいえ、見た目は格好悪いし鐘も鳴らないので、観光客は不満でしょう。仕方ないね、倒壊するよりはマシだと思っておくよ。

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16年前のほぼ同じ場所から撮った1枚。それにしても、何故当時9歳の私は橋の反対側から撮らなかったのだろう。国会議事堂まで全部すっぽり入れて写真を撮れたのに、惜しいことをしたもんです。

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このウェストミンスター橋ですが、この辺で写真を撮って晴れの日に合成で他の車や人を消し、適当な位置にルートマスターを貼り付けておけば、1枚50ペンスくらいの絵葉書になります。ちなみに、この橋ではイカサマ賭博を吹っ掛ける連中がたくさんいて、50ポンド紙幣(日常生活ではまず見ることのないお札)が至る所で飛び交っていましたが、この動画で紹介されている手口を見るに、多分ぐるなのでしょう。ギャングが絡んでいることも多いので、関わらないほうが賢明です。なお、この橋には花を売りつけようとする詐欺師のオバタリアンも多く生息しています。

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国会議事堂の方にはデモ隊もいました。EU離脱派と残留派のトラブルに巻き込まれたくないというのも、ここをずっと避けていた理由なのですが、この日はクリスマス目前だったのでほとんど人がいないだろうと踏んだら案の定。近くの暇そうな警官に話を聞くと、普段はずっと人が多くてもっとピリピリしており、小競り合いが起きてしばしば逮捕者が出るそうです。1月中に合意案の採決が下院で行なわれるので、その時にまた一悶着あるかもしれません。


(2) リトル・ベニス

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Paddingtonの少し先、Warwick Avenue駅の近くにはLittle Veniceという場所があります。運河があってイタリアのベネチアに似せた美しい光景が広がっているらしい。ここから船に乗って観光を楽しむことも出来るみたいです。近場なのに行かないのも勿体ないかと思って、別の日にこれまた散歩がてら足を伸ばしてみました。

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…が、これは正直ガッカリ名所。元々大して期待しちゃいませんでしたけど、川岸には低所得者層の住む小汚いCouncil Houseが多く立ち並んでおり、全然楽しいとは思えませんでした。道一本隔てた反対側には高級住宅地が広がっており、厳然たる貧富の差を目の前で見られるという点では面白いかもしれませんが、別にここじゃなくてもロンドンなら他の地区でいくらでも見られます。天気が悪いことを差し引いても来る必要性は感じられませんでした。

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例によって16年前に撮ったベネチアの写真。Little Veniceなんて気取った名前を付けるのは結構だけど、本家ベネチアに対してあまりにも失礼ではなかろうか。いや、こんなのと比べるのがそもそも間違いか(笑)


(3) 撮り納めと撮り初め

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冬場は天気が基本的に悪いので、鉄道趣味はほとんど休眠状態ですが、一応何かのついでに撮るくらいはしています。2018年の撮り納めはOvergroundのクラス378でした。ロンドンのターミナル駅は大抵ホームがカーブしているか、屋根が短くて明暗差が顕著なためほとんど撮れないのですが、こういう短編成なら結構何とかなるものです。

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2019年の撮り初めは、Greater Angliaのクラス317で、後期に製造された317/6でした。昔住んでいた時によく見ていた形式の一つで、ライトの形状が前期車である317/1の系統と大きく異なりますが、個人的には後期車の方が前面の表情が優しくて好きです。製造後35年ほど経つので、そろそろ置き換えが見えてくるお年頃でしょうか。


(4) 箱根駅伝

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正月の風物詩である箱根駅伝が観られないのは残念だなあと思っていたら、公式ウェブサイトで番組がネット同時配信されているではありませんか。しかし開いてみたところ、海外からの接続は無情にも弾かれてしまいました。
人前ではとても言えないような悪態を矢継ぎ早に吐き出した挙句、わざわざ駅伝のためだけにVPN接続の環境を構築することにしました。しかし、苦労して設定を完了させた直後に、時差の関係で各日初めの方しか観られないことに気づいてしまいました(夜更かしはしたくなかった)。結局1区と6区を全てのランナーが走り終えたところで就寝。とはいえ、このVPN接続でNHKラジオの同時配信も聴けるようになったので、満更無駄にはならなさそうです。なお肝心の母校は、優勝争いどころかシード権喪失という歴史的惨敗を喫しましたので、かえって観なくて正解でした(苦笑)


(5) クリスマス

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クリスマスシーズンを迎え、ロンドンは至る所で華やかな装飾が施されています。気づけば聖なる夜まであと355日余りとなり、街はクリスマスの雰囲気に満ちています。さすがに年が明けたら飾り付けを外すか、最低でも電飾の電源を切ってただの針金の束と化すかと思ったのですが、まだ冬休み気分が全然抜けていないようですね。


(6) 郵便ポスト

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年の瀬に、突然郵便ポストの写真を撮るという新たな趣味に目覚めました。天気が悪くて外出も億劫になりがちなこの時期、運動不足解消を兼ねてあちこち歩き回り、ポストにカメラを向けております。目的は投函口の下部に付いている国王の紋章で、幻のエドワード8世も含めて一通りコンプリート出来ました。この件については、いずれブログのネタが切れた頃を見計らって載せたいと思います。多分そんな先の話ではないだろう。


おしまい。2019年もよろしくお願いします。

2018年の撮影を振り返って 後編

昨日は2018年総集編の1月から6月までを取り上げました。
今日は7月から12月分で、9月からはイギリスの鉄道が登場します。



<7月>

【東京メトロ 営団7000系、廃車宣告が下る前に】
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東京メトロの資材調達予定に、有楽町・副都心線用新車の記述が載りました。営団7000系が近いうちに置き換えられることを意味するので、まだたくさん走っているうちに何枚かカメラに収めた次第です。東横線を走る他社車両では恐らく最も数が多いですが、全然写真を撮っていなかったんですよね。しかし帰国後もまだいっぱい走っていそうだな。

【ゆりかもめ 7200系、カウントダウン】
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汐留に行く用事があったので、ついでに豊洲延伸後のゆりかもめに初めて乗ってみました。初代車両(の増備車)7200系もまだそこそこの数が走っているうちに数枚撮っておきました。小学生時代に乗ったときは随分近未来的な乗り物だと感じましたけど、今見ると側面のデザインを中心に結構古臭く感じます。なお、7200系は2020年に全廃される予定です。

※世の中の出来事:オウム真理教教祖・幹部13人の死刑執行、西日本豪雨で岡山県を中心に200人以上死亡


<8月>

【東武 野田線初撮影】
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だいぶ数を減らしているとはいえ、まだまだ野田線では現役バリバリの東武8000系。しかし、じわじわと廃車が進行しており、特に行先表示機が幕式の編成は残り僅かとなっています。撮りに行こうと決めてから5年くらいかかったような気がしますけれども、留学を目前に控えてようやく重い腰を上げて出かけた次第です。

【京急 成田山号・城ヶ島マリンパーク号】
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ホームグラウンドの京急で、都営・京成線直通運転50周年を記念した臨時列車が走りました。7月の運転時は天気が悪かったのですが、この日は晴れたので満足のいく撮影が出来ました。京急車は久々に気合の入ったヘッドマーク、京成車はわざわざこのために「三浦海岸」の表示を作成し、両社共に気合が入ったイベントでした。

※世の中の出来事:東京医大の入試不正問題発覚、甲子園・秋田県立金足農高の快進撃


<9月>

【イギリスにおける初めての撮り鉄】
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留学のため15年ぶりにイギリスの土を踏みました。イギリスの鉄道車両を撮るのも15年ぶりですが、あの頃は何も考えずデジカメをあちこちに向けていて、たまたま数枚電車の写った写真があっただけでしたので、この国で撮り鉄するのは実質的に初めてでした。記念すべき1枚目はEly駅に停車中のクラス387です。

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留学生活の序章として2週間滞在した第2の故郷Cambridge。ここを発っていよいよLondonへ移る日に、Cambridge駅でちょっとだけカメラを構えました。15年の間にどうなったかと思っていましたが、運営会社が変わって塗装が変更された以外、あの頃と同じ車両が多く走っていて安心しました。写真はクラス170気動車です。

※世の中の出来事:台風21号近畿地方を直撃、北海道胆振中東部地震


<10月>

【東海岸本線の特急形国鉄車両たち】
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大学院生活が始まって慣れるのに必死だったため、10月の撮影は1回のみ。イギリス国鉄を代表するInterCityを2種類撮影しました。日立製の新型車両の投入が間近に迫っていると聞いていたので、最優先で撮りに出かけたわけですが、後で調べたら計画が大幅に遅れていて、何も焦ることはなかったようです。

※世の中の出来事:サウジ記者殺害事件、築地市場閉鎖と豊洲市場への移行


<11月>

【Canterbury観光のついでに】
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時間及び金銭的制約のため、日本と違ってわざわざ写真を撮るためだけの遠出はしないことにしましたが、お出かけついでにカメラを構えることはしよう…と決めて、まずはCanterburyでちょっとだけ。ホームが入ってしまうのは少々気に食わないですが、この国では妥協することにしました。日本と同じ環境を求めるのは難しいことが分かったので。

【ロンドン地下鉄、最新鋭と最古参の撮影】
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「チューブ」の愛称で親しまれているロンドン地下鉄。半円状のかわいらしい電車を撮りたいと考えていたので、今や最古参となったBakerloo線の1972ストックを撮りに行きました。Victoria線のように地上区間がない路線を除いて一通り撮影したいと思いますので、春になったらまた地下鉄を撮りに行くことにしましょう。

※世の中の出来事:第一次世界大戦終結100周年、カルロス・ゴーンの逮捕


<12月>

【国鉄色リバイバルカラー】
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InterCityにリバイバルカラーがいるという話を聞き、せっかくなので1枚くらいは撮っておきたいと思ってKing's CrossとPaddingtonへ。季節が季節ですから順光写真の撮影は早々に諦めて、日本では絶対撮らないような写真ばかり集めましたが、まあ「撮らない後悔より撮る後悔」ってやつです。どうせ1年しかいないしね。

【グレート・ブリテン最古参、引退迫るクラス313】
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グレートブリテン島を走るナショナルレールの車両としては最古参の、国鉄クラス313電車。登場以来42年余り活躍してきた東海岸本線の各駅停車及びNorthern City線からはまもなく引退へ…と思いきや、最新鋭クラス717電車の乗務員訓練が遅れに遅れていることから、もう少し現役続行といったところでしょうか。

※世の中の出来事:フランスの燃料税反対デモ、保守党がメイ首相の不信任案を否決




今年は留学によって、当然ながら日本での鉄道写真撮影は1年間出来ないので、近いうちに無くなりそうなものはなるべく集めたつもりです。渡英後はほとんど趣味活動が出来ないだろうと思っていましたが、こちらの生活に慣れて余裕が出たので意外に撮影の機会がありました。とはいえ、時たまのんびり撮るくらいに留めるのがちょうど良いと思うので、日本にいる時みたいに力を入れることはしません(笑)
他にもやることや見るべきものがたくさんありますからねー。せっかくの留学だからねー。

2018年はこんな感じでおしまい。
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KHKQ

Author:KHKQ
横浜→東京→多摩→倫敦
京急を中心に広く薄く撮影
鉄道趣味はお休み中…なのだが?

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