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動態保存車、再びの「引退興行」

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ロンドン交通博物館所有の動態保存車1938ストックによる団体臨時列車が、先月に引き続き運転されました。3週間前のツアーが大好評だったことを受けて、急遽追加で設定された次第です。今回はDistrict線でロンドンを横断して、東端のUpminsterまでの行程でした。天気は曇時々晴といったところで、残念ながら本命通過時には薄い雲がかかってしまい、思ったほど綺麗な写真にはなりませんでした。この国は安定した快晴の日が少ないので、仕方ないですね。
復路の撮影をどうしようか悩みましたが、にわか雨の予報だったのでそのまま帰宅することにしました。

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待っている間にPiccadilly線の1973ストックも撮影。構図確認のついでに撮っただけとはいえ、この1973形は馴染み深い車両なので、きちんと枚数は稼いでおきました。ところで、この区間も複々線だったんですね…District線と並行するActon Town以東だけかと思っていましたワ。そうそう乗る区間でもないから気づきませんでした。

大人気の1938形ですが、今度こそCircle・District・Hammersmith & City・Metropolitan線の運行は最後かな?でもこの調子だと案外また走ってもおかしくなさそう(笑) 保安装置の切り替えもきっと予定通りに進まないし…。

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キャッシュレス決済に関する雑記

いよいよ書くネタが枯渇してきたので、だいぶ前に下書きをしたまま放置していた話を引っ張り出すことにしました。今回は、日本でもようやく本格的に話題に上り始めたらしい、キャッシュレス決済の話です。



<コンタクトレスカード>

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留学前に、イギリスは日本以上にキャッシュレス化が進んでいる(というか日本が世界から取り残されている)という話に触れましたが、なるほどこちらでは現金を使う機会があまりありません。少額でもデビットカードの決済が中心で、わざわざATMでお金を下ろす手間が省けるので非常に楽です。こちらではコンタクトレス(非接触)決済が主流で、スーパーなどの買い物でも改札機にSuicaをかざす感じで簡単に支払いが出来ます。もちろん、読み取り機に挿して暗証番号を入力することも出来ます。サインはもうほとんど見なくなりましたね…。

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イギリスでは、銀行のキャッシュカードがデビットカードになっており、しかもコンタクトレス機能が標準搭載です。逆に日本ではまだ全然普及が進んでいません。三井住友デビットカードには搭載されていますが、これは日本ではかなり少数派です。東京五輪を控えていることだし、日本社会は本腰を入れて現金至上主義を何とかしなければなりません。ちなみに最近日本で話題になっているQRコード決済は、欧米ではあまり受け入れられていません。中国では支配的みたいですけど。

なお、私は現金決済を止めろとは一言も言っていません。単に選択肢を増やせと言っているのです。導入・運用コストが厳しい?カード決済が増えれば現金を数える手間も減るし、店員の数も減らせます。お金の管理が難しくなる?デビットカード決済は、単にATMで現金を下ろす手間を省くだけの話で、レシートと通帳を今まで通りきちんと管理しておけば何も困ることはありません。第三者の悪用が怖い?キャッシュカードが盗まれたり悪用されたりする危険性と変わりません。
つまり、単にキャッシュレス化に抵抗するのは、怠惰以外の何物でもありません。買う側も売る側も、いい加減に井の中の蛙から脱却せよ。

ところで、イギリスは現金払いが少数派になりつつあると言いつつも、個人経営のレストラン等では、現金の方が好まれます。理由は簡単、脱税です。カードではなく現金払いにすると、大抵はサービス料分まけてくれるので、1割くらい安くなります。イタリアなどではもっとやり方が露骨ですが、イギリスでも客と店が阿吽の呼吸でゴニョゴニョしているのです。


<セルフレジ>

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イギリスのスーパーでは、セルフレジがメインです。日本ではまだまだパートのおばちゃんが商品をスキャンすることが多く、イギリスでも15年前は同じだったのですが、今は自分でスキャンして自分で支払うのが主流。このセルフレジ、品物をスキャンした後指定された部分にきちんと置く必要があり、そのまま袋に入れてしまうとエラーが出て店員がやって来ますので、慣れるまでは少々面倒でした。

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支払いは基本的にカード。まあ2,3ポンド程度の買い物なら現金を使うこともありますが、この機械は頭が悪くて意味不明な釣銭を出してきます。例えば、50pなら50p硬貨を1枚出せばいいものを、必ず20p硬貨と5p硬貨を2枚ずつ吐き出します。一度、1.40ポンドの釣銭を出すのに、20p硬貨が7枚出てきたこともありました。かつては公衆電話用に重宝した20p硬貨も、今は別にありがたくないですね(でも新旧硬貨が半々だったからまだ許す)

ちなみに、セルフレジだと万引きし放題に見えますが、一応周囲には店員が1,2人目を光らせています。それでもこっそり持ち逃げする輩は間違いなくいますが、人件費との兼ね合いでこのような方法をとっているのでしょう。なお、もちろん有人レジで会計することも出来ます。


コンタクトレスとセルフレジに慣れてしまったので、帰国後しばらくは不便な暮らしに苦労するかもしれません。現金を店員と直接やり取りする昔ながらの方法が悪いとは言いませんが、いい加減に時代そして国際社会に合わせた改革というものを本気でやっていかないといけないと思います…キャッシュレス決済に限らずね。さもないと、ただでさえ人口・経済すなわち競争力が縮小傾向の日本が生き残る可能性は、どんどんゼロに近づくことでしょう。

ここ最近の憂鬱

留学生活もちょうど折り返し地点を迎えました。先週はカメラを持って地下鉄を撮っておりましたが、いつもいつも遊んでいるわけにはいかないので、今週は地味におとなしく過ごしていました。多分来週も似たようなものでしょう。
では例によって今日もダラダラと近況報告をば。



(1) 治安の話

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治安については既に何度か書いておりますが、ロンドンでは刃物を用いた事件が相変わらず多発しています。私が住むのは特段治安の悪い地区ではないはずなのに、寮から半径200m圏内でも、2月だけで3回事件が起きております。内訳は、殺人未遂が寮から100m、殺人が寮の目の前、警官から職務質問された男がナイフを持って暴れたのが寮から200mほどの場所。いずれも夜10時半以降に発生しており、無差別攻撃ではなくギャング絡みの模様(殺人事件で殺されたのは麻薬の密売人だったようです)。つまり下手に喧嘩を売らない限り私にはあまり関係ないのですが、刺されなくても目の前で見てしまう可能性があるので、夜間の外出は控えるようにしています。

ロンドンではここ3年ほどで治安が急速に悪化しており、凶悪犯罪も激増していますが、それでも大陸諸国に比べればまだ安全です。とはいえ、LambethやHackneyといった昔から危ない地域では、今も銃を用いた犯罪まで頻繁に発生していますので、そういう地区にはなるべく近づかない方が良いですね。時々「再開発ですっかり変わった」という人がいますが、決して治安が良くなったというわけではなく、最底辺から下位になっただけの話ですから、油断は大敵です。


(2) 試験の話

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2学期ももうすぐ終わり…つまり期末試験が近づいております。先週発表された日程表を見ると、私の試験は4月末から5月末まで。4科目が綺麗にバラけているのは良かったと思います。いつまでも試験勉強をしなければならないという欠点もありますが、1科目当たり3時間で合計3000単語以上書かなくてはいけないので、あまり日程が近いと利き手がやられてペンが握れなくなってしまいます。体力もかなり消費するでしょうしね。

ちなみに試験会場はロンドン東部のコンベンションセンターで、大学から電車を乗り継いで1時間以上かかるという実に不便な場所。試験期間はたっぷりあって学生を分散させるのは難しくないと思いますので、何故そんな辺鄙な場所を会場にするのか甚だ不可解であります。そして、この国の交通機関は日本よりも信頼性が低く、移動距離が長ければ長いほど不測の事態に遭遇する恐れが高くなります。実に面倒くさい話であります。


(3) EU離脱の話

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EU離脱については日本でもかなり報道されていることと思います。保守党の中も強硬離脱派と穏健離脱派が鋭く対立、労働党は何でもかんでも反対するなどして議論が全然進まず、英国議会の質もだいぶ下がったと感じます。更に、残留派やら国民投票のやり直しを求める声やらが上がり、三つ巴どころか五つ巴になっている感すらあります。
私は渡英前からずっと「どうせ間際になって離脱は延期する」と言い続けておりましたが、どうやら案の定問題を先送りすることになりそうです。ただ、延期すると「合意なき離脱 (No-deal Brexit)」の危機が一旦遠のいたように見えますから、どうせまた議会は紛糾して何も決められないのではないかと思います。結局数ヶ月延期した結果何も決まりませんでした…と世界中に恥を晒す可能性も高いのではないかと個人的に思います。

私の周りにいるイギリス人は、古くからの友人も含めて大半が残留派で、やはり高等教育を受けているというのが最も大きな理由といって良いでしょう。労働者階級の中にも残留派はいるはずですが、離脱に投票した人の方が圧倒的に多いように感じます(新学期前にホームステイした時の家族及びそのご親戚とご友人は皆離脱派でした)。とはいえ、EUの肥大化しすぎた官僚機構がもたらしている弊害も看過できないものがあり、一概にどちらが良いと言えないのが難しいところです。
ちなみに、国民間でも離脱か残留かをめぐって分断状態にあるというのは、本当のことだと思います。私は外国人なので、この話題になっても特に困りませんが、イギリス人同士だとしばしば微妙な緊張感が漂います。外国人に対しては、離脱派・残留派どちらも自分の考えを分かりやすく伝えようとしてくれるので、私はまだ気楽なものですけどね。

もし本当に合意なき離脱になった場合は、税関がパンクして通関手続きが停滞し、生鮮食品を中心に食糧危機に陥るのではないかと言われています。私はそんなことは絶対ないと信じており、仮に少々混乱が起きても1週間程度で何とかなると思っていますが、地域によっては石油危機の時みたいに色々なものをとにかく買い占める人が出ているようです。


(4) 自炊の話

元々料理が得意な方では全然ないのでレパートリーは非常に貧弱なのですが、この国では外食や総菜を買って帰ると大変高くつくので、基本的に自炊でございます。朝はシリアルにゆで卵、昼は(土日など寮にいる日は)スパゲッティ、夜はご飯に茹でた人参又はほうれん草と焼いた肉類というワンパターンな食生活を送っています。食欲がない時(←結構よくある)や料理するのが面倒くさい場合は蕎麦を茹でています。茹で時間が短くて冷たい麺類って偉大!

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ところで、先日近くのスーパーで椎茸を見つけたので、思わず買ってしまいました。昔はその辺のスーパーで売っているようなものではなく、Cambridgeだとマーケットで時々見かける程度のものでしたが、今では簡単に買えるようになったみたい(ロンドンだからかもしれませんけど)。値段は120gで1.50ポンド…意外にお手頃でした。
今では日本料理用の食材を買うのは別に難しいことではなく、大手スーパーならその辺の店舗でも売っているのが嬉しい。中国人が買うだけでは大規模展開しないと思うので、恐らくイギリス人の間でもそこそこ根付いているのでしょう。

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人参に砂糖と醤油と鰹だしの粉末を加えて煮物にしました。本当は昆布だしの方が好きなのですが、贅沢言っちゃいけません。椎茸の味は日本のものに比べてちょっと薄いものの、十分食べられる味になりました。
冷蔵庫がもう少し大きければ、数日分作り置きしたり色々試したりすることも出来るんだけどなあ…「生きるために食べる」の域は脱していると思いますが、「作るのを楽しむ」の域に達するにはまだまだ時間がかかりそうです。いやン、このままだとお嫁に行けないワ!!!(ぁ


(5) Yahoo!ブログの話

ヤフーブログが今年12月15日をもってサービス終了という発表がありました。2016年以降は昨日の改悪が相次ぎ、遠からずこのサービスは終焉を迎えるだろうと思っていたら案の定。不穏な気配を察知して昨年頭にFC2へ逃げたのは正解でした。旧ブログの記事は大半をこちらに引き継いだことだし、サービス終了より前に閉鎖しようかなと考えています。

思い返せば、ブログを始めたのは7年以上前のこと。少し振り返ってみると、7年間で鉄道を取り巻く環境はだいぶ変わりました。私もだいぶ変わった…と思いたいのですが、ブログを見る限り電車を撮りに出かけては写真を長文と共にアップするスタイルが全然変わっていないので、この7年間で本当に成長出来ているのか甚だ怪しいところです。


おしまい。春休みは試験前で旅行に行けそうもないので、どうやって息抜きするかなぁ…。

動態保存車、最後の団臨?

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いくら動態保存車といえども末永く安泰というわけではなく、最新の保安装置に適合せず本線を走ることが出来なくなる…それは何も伊豆急行に限った話ではなく、ここでも同じことのようです。


昨日はロンドン交通博物館所有の1938ストックによる団体臨時列車が、ロンドン西部~中心部を一周する形で運転されました。1938形はその名の通り1938年に登場した小型車両で、50年もの長きにわたって運用されました。40代以上の人には、今でもロンドン地下鉄の代名詞的な存在として認識されているそうです。現在は4連1本が動態保存されています。

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まずはDistrict・Piccadilly線の複々線区間へ。この区間は駅先が撮れそうで撮れない駅ばかりで、そもそも内側と外側のどちらを走ってくるのか分からなかったので、先客に話を聞いて後ろから構えました。結果は外側線で、ギリギリ影にかからず一安心。動いている実物を見るのは初めてで、丸ノ内線の500形より少し色が暗い印象でした。

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早めの昼食をとった後、折り返しのMooorgateでバルブ撮影もどき(手持ちなので)。何故か定刻より5分ほど早く到着しましたので、ヘッドライトが見えた時は少し慌てました。暗い色の電車なので順光下じゃないと色が映えないかと思いましたが、地下鉄車両なので暗くても雰囲気は十分に出ます。あ、よく見ると行先表示も変えられていますね。

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こちら側の先頭はトップナンバー。前面行先表示は幕ではなく、ヘッドマークを後ろから差し込んで白熱灯で照らすスタイルです。しかしその照明は前照灯と共用なので、前照灯を消されると行先も読めなくなってしまいます。
それにしても、本当によく手入れされていますね。車内の薄暗い灯りもきちんと再現されています。

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午後の部は順光になる場所がほとんど無さそうだったので、無理に追いかけず跨線橋から手とレンズをいっぱいに伸ばして終了。記事一枚目の写真のとおり、途中まで最新鋭のS8ストックと並んでいましたが、あれは狙っていたのかな。

この日は天気に恵まれ、貴重な動態保存車両を追いかけることが出来ました。ここまで本腰を入れて電車を撮ったのは久しぶりで、イギリスに来てから初めてだと思います。本当に楽しい一日で大満足でした。


ツアーの参加者を見てみると、鉄道ファンばかりかと思いきや意外に女性も多く、若いカップルも少なくありませんでした。年配の夫婦も多く、昔を懐かしんでいたのでしょう。これが日本だと、カメラを首から下げたチェックシャツの運動不足眼鏡マンと相場が決まっていますが、老若男女が集まっていたのは少々意外に思いました。
また、撮影者もMoorgateを除けば全然いませんでした。日本だったら各駅に数十人ずつカメラを持った連中が集まり、警備員や駅員が出てロープを張って混乱していることでしょう。理由は幾つかあるでしょうが、オイスターカードの時間制限が厳しいため場所取りが出来ないのと、基本的にイギリス人鉄道ファンは光線に無頓着で構図の選び方も非常に下手だというのが大きいかと思います。しかし、和気あいあいと楽しく写真撮影を楽しむ本来の鉄道趣味の姿は、我々日本人鉄道ファンも今一度思い出す必要があるでしょう。殺伐とした雰囲気でカメラを構える日本は異常だと思います。

Circle・District・Hammersmith & City・Metropolitan線では保安装置の大規模な更新が予定されており、保存車両の運行が間もなく出来なくなることから、上述の4路線では事実上のさよなら運転となるとのこと。従って、1938形がこれらの路線を走るのは、これで最後になる可能性もあります。2/27追記:好評につき3月中旬にもう一度運転されることが決まりました。なお、他路線でも保安装置の更新が既に進められており、残りはBakerloo及びPiccadilly線の一部区間だけになりますが、両線とも遠からず大規模な改修工事が行なわれます。Metropolitan線の支線も走れそうに見えますが、本線がダメだと回送することも難しいですから、あまり期待は出来ません。となると、相当の金をかけて改造工事を施さない限り、保存車両はもう本線を自走出来ないことになります。残念ですが、将来の見通しは厳しいと言わざるを得ないですね。

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Le deuxième incident

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